管理栄養士による糖尿病食を作って食べて学ぶ会

糖尿病患者に限らず、栄養管理は健康の基本ですが、そもそも一般市民が管理栄養士から直接に栄養指導を受けて、栄養管理について学ぶ機会は極めて乏しいと言えます。
栄養管理がいっそう重要である糖尿病患者であったとしても、地域の開業医(かかりつけ医)においては、多くの場合、管理栄養士が常駐していないため、管理栄養士から直接栄養指導を受ける機会や栄養相談をする機会が慢性的に不足しているのが実情です。
また、仮に、かかりつけ医療機関に管理栄養士が所属していたとしても、当該管理栄養士が糖尿病療養指導に習熟しているとは限りません。
その一方で、近年では糖尿病患者も急速に高齢化が進行しています。糖尿病患者の「骨粗しょう症」対策を含めた総合的な健康維持の観点からも、糖尿病患者の適切な栄養摂取の在り方について普及啓発を行う重要性や、糖尿病療養指導に習熟した管理栄養士による栄養指導の重要性が急速に増しています。
そこで、糖尿病患者の適切な栄養摂取の在り方について普及啓発を行うとともに、糖尿病療養指導に習熟した管理栄養士から直接に栄養指導を受ける機会を増やして、糖尿病療養に役立てて頂くため、当法人の会員であり、当法人の認定試験に合格している管理栄養士が講師を務め、糖尿病患者やそのご家族などを対象として、糖尿病食の調理実演と、糖尿病療養に必要な栄養指導を行います。
実演の対象となる献立(メニュー)については、当法人の認定試験に合格した管理栄養士が複数名で企画・検討した内容を、当法人の役員である糖尿病専門医が監修した上で提供しており、患者やご家族の皆様にとっても安心して頂ける内容となっております。
実施日のフローとしては、糖尿病患者の栄養管理の重要ポイントについて管理栄養士による講演を行った上で、調理実演を行います。実演後は、管理栄養士が参加者から個別に栄養相談に応じております。
参加資格は特に制限がありません。糖尿病患者又はそのご家族様など、糖尿病療養に関心がある方であればどなたでも参加申し込み頂けます。

調理実習の様子

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