ブックタイトル会報2025年10月

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会報2025年10月

第268号令和7年10月発行Page 1“mano a mano”とはスペイン語で“手から手へ”という意味です良い姿勢で動きやすい身体づくりと合併症予防![当法人評議員]調布くびと腰の整形外科クリニック水谷健[理学療法士]暑い期間が長期に渡り、思うようにウォーキングやレジスタンス運動を行えなかった方も多くいたことと思います。これからは暑さが落ち着き、動きやすい気候になりますが、冷えを感じると、体温を下げないように末梢血管や筋肉を収縮させます。すると筋肉は固くなりやすく、体が固い・腓返りなど動きづらさにもつながっていきます。さらに3~9月は冷えによる血圧の上昇・血管の収縮により、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高くなってきます。予防のためには、適度な運動を継続し、筋肉量を維持し、熱伝達を維持していくことが重要なのですが、寒い中でも動きやすい身体はどのように作れるのでしょうか。自分は運動指導時に「良い姿勢をしてください」とお願いします。多くの方は背中が丸まった状態で首か腰を反らします。背中が丸まっていると肺が潰され呼吸がしづらくなり、エネルギー源の酸素を取り込みづらくなり、疲れやすくなってしまいます。さらに背中が丸まった状態が続くと、腰が曲がり骨盤も後方へ傾斜してきます。すると、腸腰筋の筋力が衰え、立った姿勢が休めの姿勢のようなSway Back姿勢となります。この姿勢を続けていると、大腿の前の大腿四頭筋が固くなり、裏側のハムストリングスは伸びづらく固くなり、足を上げづらくなります。その結果、歩きづらい身体となってしまい、活動量減少へと悪循環のサイクルが出来上がってしまいます。寒くなる前から予防の運動を行い、良い姿勢を日常化していくことで、動きやすい身体作りと、冷えによる合併症の予防も図っていきましょう。姿勢のチェック1良い座位姿勢お臍を前に出し、骨盤を立ち上げ、身長を高くするよう上方へ伸び、お尻から後頭部までを一直線にする。2良い立位姿勢重心線:耳肩膝くる節の少し前へ。体重は踵方向に乗るイメージ。※壁に背中をつけるとご自身でも確認しやすい。エクササイズ3ハムストリングスの、下腿三頭筋ストレッチ準備:座った良い姿勢尾骨を後方へ押し出すようにして上半身を前傾させる。(つま先を天井へ向けると下腿三頭筋。つま先を正面へ向けるとハムストリングスに効果)※背中が丸くならないように4胸椎伸展準備:座った良い姿勢→首の後に手を当てる。動き:肘を上に向けるようして鳩尾を上へ向ける。読んで単位を獲得しよう西東京糖尿病療養指導士(LCDE)は、更新のために5年間において50単位を取得する必要があります。本法人会員は、会報「MANOaMANO」の本問題及び解答を読解された事を自己研修と見做し、1年につき2単位(5年間で10単位)を獲得できます。毎月、自分の知識を見直し、日々の療養指導にお役立てください。(「問題」は、過去のLCDE認定試験に出題されたものより選出、一部改変しております。)問題糖尿病性腎症について、誤っているのはどれか、2つ選べ。(答えは5ページにあります)1.1型糖尿病では腎症の進行以前に高血圧を合併している場合が多い2.アルブミン尿(30~299mg/gクレアチニン)を認める時期を早期腎症期と呼ぶ3.顕性腎症期では血圧140/90mmHg未満を目標に管理する4.腎不全期では低カルシウム血症のため、筋肉の強直や疼痛をおこすことがある5.糖尿病性腎臓病で腎機能低下があっても、タンパク尿を認めないことがある臨床糖尿病支援ネットワーク