ブックタイトル会報2025年1月

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概要

会報2025年1月

第259号令和7年1月発行Page 1“mano a mano”とはスペイン語で“手から手へ”という意味です新年のご挨拶[当法人監事]イムス三芳総合病院貴田岡正史[医師]新年あけましておめでとうございます。昨年は、多くの挑戦と変革の年でありましたが会員の皆様のご支援とご協力により、当法人は多くの成果を上げることができました。当法人の監事の一人として心より感謝申し上げます。私ごとですが、本年私は満75歳となります。思い起こせば、任意団体「西東京臨床糖尿病研究会」として近藤甲斐夫先生や伊藤眞一先生を中心として糖尿病地域医療に関する活動を開始したのが1986年のことでした。以来2002年に設立された「NPO法人西東京臨床糖尿病研究会」を経て「一般社団法人臨床糖尿病支援ネットワーク」として西東京地域(多摩地域)を中心に人を育てて生かすことを基本方針としつつ活動を展開して38年が経過いたしました。私自身は理事長、代表理事としてこの両者に関わり法人としての発展に、会員の皆様のご協力のもとに尽力をさせていただきました。臨床糖尿病支援ネットワークは、糖尿病患者の治療と管理において極めて重要な役割を果たしています。特に、地域医療においては、患者一人ひとりに対するきめ細やかなケアが求められます。そのためには人を育てて、活用することが重要で、西東京糖尿病療養指導士制度の確立と運用、継続性の担保を実現し、糖尿病地域医療の発展に寄与することができました。糖尿病患者の高齢化が進み、自己管理能力の低下や在宅医療に移行する方がかなり増えています。従って、これからの糖尿病地域医療において、文字通りシームレスな医療と介護の連携による糖尿病治療の継続性と質の担保は必須の課題です。西東京糖尿病療養指導士は患者の生活習慣の改善や自己管理能力の向上を支援していますが、糖尿病は生活習慣病であり、日々の生活の中での管理が非常に重要です。その意味で介護職との連携は最優先課題といえます。近藤代表理事を中心とした活動により、介護側との連携も進みつつありますが、まだまだ道半ばの状態です。また、法人の将来を考えると会員数増加を図ることも財務と事業展開の両面から喫緊の課題と考えられます。結び臨床糖尿病支援ネットワークは、糖尿病患者の治療と管理において極めて重要な役割を果たしています。地域医療においては、医療資源の限られた中でいかに質の高いケアを提供するかが課題となっています。特に糖尿病患者に対する継続的なフォローアップが必要です。地域医療の質を高め、糖尿病患者の健康を守るために、引き続き会員の皆様の努力とご協力をお願い致します。今年はへび年です。へびは、知恵と変革の象徴とされています。この特別な年に、私たちも新たな挑戦と成長を目指していきましょう。今後は、さらに多職種連携を強化し、患者中心の医療を推進していくことが求められます。また、最新の医療技術や情報を活用し、患者のQOL(生活の質)向上を目指していきます。最後に、会員の皆様の益々のご発展とご健康と、当法人がさらに飛躍し、皆様の幸せに貢献できるように祈念いたしております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。読んで単位を獲得しよう西東京糖尿病療養指導士(LCDE)は、更新のために5年間において50単位を取得する必要があります。本法人会員は、会報「MANOaMANO」の本問題及び解答を読解された事を自己研修と見做し、1年につき2単位(5年間で10単位)を獲得できます。毎月、自分の知識を見直し、日々の療養指導にお役立てください。(「問題」は、過去のLCDE認定試験に出題されたものより選出、一部改変しております。)問題50歳、体重70 kg、安静時心拍数60拍/分の女性に、Karvonen法に基づいた運動強度40%VO2maxの目標心拍数として正しいのはどれか、1つ選べ。(答えは9ページにあります)1.64拍/分2.68拍/分3.104拍/分4.124拍/分5.128拍/分臨床糖尿病支援ネットワーク