ブックタイトル会報2025年9月
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会報2025年9月
第267号令和7年9月発行Page 3第68回日本糖尿病学会年次学術集会令和7年5月29日(土)~31日(日)ホテルグランヴィア岡山他八王子糖尿病内科クリニック前橋日南子[看護師]第68回日本日本糖尿病学会年次学術集会が5月29日から5月31日まで開催されました。今回は15年ぶりに岡山で開催され、会場や駅周辺には桃太郎グッズやきび団子がたくさんありました。当院からは医師・看護師・臨床検査技師と共に参加し、それぞれ桃太郎・猿・犬・雉・鬼のポーズをしながら記念写真を撮り、とても良い思い出になりました!今回の学会のテーマは『臨床と研究の架け橋』でした。昨今、新規糖尿病治療薬が多く販売されていますが、その背景にはたくさんの研究の成果があって販売に至っていること、その一方で実際に臨床の場で理解力低下している患者さんや高血糖の患者さんに使用し、その効果や副作用を判断していかなければならないという発表を多く耳にし、研究と臨床の双方の大切さを身に感じました。私が今回特に印象に残ったのは、SGLT2阻害剤についてです。血糖改善だけでなく、腎保護・心保護効果についても明らかになっていますが、今回の学会では、糖尿病専門医だけでなく、腎臓内科医・循環器内科医も有用性について発表されており、その注目度を感じました。発表の中では、高齢者への投与への安全性についての議論が多く聞かれ、痩せている高齢者への投与は避けた方が良いという意見もあれば、SGLT2阻害剤では筋肉量の変化は見られないため、投与可能であるという意見も聞かれ、非常に興味深い議論でした。その中でも、どの先生も共通して話していたことは、「患者の状態・状況に合わせて投与を検討する」ということでした。既往歴やPS等、患者さんの個別性に合わせて検討してくことが重要であり、実際に日々患者さんに診察や面談をしている私たちにしかできないことであり、研究では見えない臨床の醍醐味のようなものを感じました。また、認知症や高齢化、サルコペニア・フレイルなどの現代の問題に対する発表も多くあり、サルコペアを予防するための運動療法では、病院近くのジムと提携する、YouTubeを活用するなど様々な取り組みがされており、運動療法の大切さを改めて感じました。一方でミニメド780GやGIP/GLP-1受容体作動薬、週1回の持効型インスリンなど、新しい治療や薬に関する発表もあり、これまで学んできたことの再確認、新しい知識の習得と非常に学びの多い学会でした。日々進歩し続ける糖尿病治療に追いつくため、自分自身も日々勉強をし続けなければ!と感じた3日間でした。学会で学んだことを明日からの療養指導に生かし、少しでも患者さんの療養のサポートができるよう頑張っていきたいです。読んで単位を獲得しよう答え2,3下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります。)解説1.○2.×エネルギー産生に酸素を利用する有酸素運動では、脂質と糖質がエネルギー源として利用される。酸素を利用しない無酸素運動では糖質のみが利用される。3.×無酸素性作業閾値(anaerobic threshold:AT)は、運動強度が次第に強くなるにつれて有酸素運動から無酸素運動に移行する境界点のことであり、運動耐容能や全身持久力の指標として活用できる。長期間にわたる運動の継続により改善が期待できる。4.○5.○臨床糖尿病支援ネットワーク