ブックタイトル会報2025年9月
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会報2025年9月
第267号令和7年9月発行Page 1“mano a mano”とはスペイン語で“手から手へ”という意味ですこれまでの糖尿病診療、これからの糖尿病診療[当法人理事]東京都立多摩総合医療センター辻野元祥[医師]少々早めのご報告になりますが、私事で恐縮ながら、2026年3月をもちまして病院勤務を卒業することになりました。1996年7月に、前身の都立府中病院に着任して以来、前半は府中病院、後半は多摩総合医療センターと、ちょうど半々の年月を過ごしてまいりました。科の責任者とはいえ、決してひとりでは何もできず、多くの優秀な先生方、メディカルスタッフの皆さんに支えられ、ようやくここまでやってこられたというのが実感です。また長年にわたり、循環型医療連携にご理解、ご協力いただいた地域の先生方、医薬連携にご尽力いただいた薬局の先生方にも心より御礼申し上げます。来年5月からは、これまでの経験を生かし、新たに糖尿病・内分泌代謝疾患を中心としたクリニックでの診療を始める予定です。改めて申し上げるまでもありませんが、基幹病院で担当してきた糖尿病診療と診療所における糖尿病診療は方向性や役割が異なります。これまでは、治療困難例や社会的困難例をご紹介いただき、多職種で問題解決に取り組む機会を多くいただきました。一方で、外来の混雑のため十分に患者さんのお話を伺えなかったり、じっくりと向き合った対応ができなかったことへの、葛藤も多々ありました。加えて、公立病院ということもあり、予算の制約や厳格な保険診療の枠内の治療に限られるという面もありました。これからクリニックで目指したいと考えているテーマは、“anti-aging”と“well being”です。前者は、高価なサプリメントを用いて若返りを目指す、という話ではありません。患者さんとともに多因子介入を極めることは、健康寿命の延伸、すなわちanti-agingに直結すると確信しているので、クリニックでも高いレベルで実現していきたいと考えています。ただ、anti-agingが叶えられればヒトは幸せか、well beingが得られるかというとそれは別問題です。むしろ、相反する要素さえありえます。昨今注目されているwell beingは容易なことではありませんが、少なくともメディカルスタッフや私、医師自身のwell beingがなければ、究極の目標である患者さんのwell beingに寄与することは難しいと考えています。患者さんがあるがままを肯定的に受け止め、一度しかない人生をかけがえのない大切なものと感じてもらえるような場を、どのように築いていけるのか・・・。明解な答えはありませんが、開院前も、そしておそらく開院後も悩みながら、前に進んでいきたいと考えています。もちろん、来年3月までは、現職でベストを尽くします。これからも温かいご支援の程よろしくお願い申し上げます。読んで単位を獲得しよう西東京糖尿病療養指導士(LCDE)は、更新のために5年間において50単位を取得する必要があります。本法人会員は、会報「MANOaMANO」の本問題及び解答を読解された事を自己研修と見做し、1年につき2単位(5年間で10単位)を獲得できます。毎月、自分の知識を見直し、日々の療養指導にお役立てください。(「問題」は、過去のLCDE認定試験に出題されたものより選出、一部改変しております。)問題運動のエネルギー代謝について、誤っているのはどれか、2つ選べ。(答えは3ページにあります)1.安静空腹時の筋のエネルギー源はほとんど遊離脂肪酸である2.有酸素運動では糖質のみエネルギー源として利用される3.無酸素性作業閾値(AT)は運動耐容能の指標にはならない4.運動による筋収縮は、インスリン非依存性および依存性に糖の取り込みを促進させる5.動作筋では、安静時と比較し、十数倍のエネルギーが消費される臨床糖尿病支援ネットワーク