ブックタイトル会報2024年11月
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会報2024年11月
第257号令和6年11月発行Page第29回日本糖尿病教育・看護学会学術集会令和6年9月21日(土)~22日(日)国立京都国際会館[当法人会員]日本赤十字社医療センター村田中[看護師]今年度の日本糖尿病教育・看護学会学術集会は京都で開催されました。コロナ禍を経て、非常に多くの方が現地に参加していました。最新の知見をまとめた講演や興味深いテーマの研究報告など多くありましたが、交流集会の企画が多い印象を受けました。交流集会は学会に来場した人々と集会の企画者がディスカッションを通じて交流する形式で進められます。交流集会のテーマは、「高齢糖尿病者の支援」「災害時の糖尿病看護」「治療中断経験のある人への支援の検討」など、糖尿病看護に携わる人たちが、日ごろ抱える悩みや疑問を反映したものでした。そこで、私も交流集会に参加することとしました。選んだテーマは「精神疾患と糖尿病を併せもつ人の特徴を知って支援の糸口を見つけよう!」でした。交流集会の前半は、日ごろから精神病院で糖尿病を併せもつ人への療養支援を行っている看護師から精神疾患についてのミニレクチャーでした。精神疾患と言っても幅が広く、今回はうつ病・統合失調症・認知症に焦点を絞り、疾患の特徴とかかわり方のポイントについての講義でした。疾患それぞれで異なる具体的な言葉のかけ方は、日ごろ意識していなかったため新鮮に感じました。また、日ごろは、看護学生時代に身に着けた古い知識をフル活用し、精神疾患を併せもつ糖尿病の人への支援をしているため、“これでいいのかな”と支援の仕方も方向性も自信がないままでしたが、今回のレクチャーで学び直しができ自信が芽生えました。交流集会の後半は、6人程度のグループに分かれたディスカッションでした。グループでは、それぞれの参加者から対応に苦慮した事例が語られ、支援の方向性などについて意見交換しました。最後は、まとめとしてグループ内のディスカッション内容を全体で共有しました。交流集会全体を通じて学んだことは、精神疾患をもつ人から精神疾患の治療状況を話してもらい確認することでした、さらに、睡眠や食事摂取など生活が安定しているか確認することが大切で、安定していれば糖尿病の療養支援を進めるというものでした。逆に、生活が安定していないことをキャッチしたら、精神状況の安定を待ちつつ、精神科での服薬が継続できるように支援することがポイントとなります。生活に着目することが得意な看護師であればこそ状況を把握しやすく、よい支援に繋げられると思います。交流集会は気軽に会話できる雰囲気で、他のテーマにも参加してみたい気持ちが高まる経験でした。読んで単位を獲得しよう答え2,3下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります。)解説1.空腹時血糖とは10時間以上絶食した後の血糖をいう。2.〇3.〇4.1.5AGは尿細管で糖と競合的に再吸収されるため尿糖量と関係する。血糖が上がると低下し過去数日間の食後高血糖を反映する。5.グリコアルブミンは糖と血中タンパクのアルブミンが結合したもので、アルブミンの半減期である過去2週間の平均血糖を反映している。臨床糖尿病支援ネットワーク