ブックタイトル会報2024年10月
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会報2024年10月
第256号令和6年10月発行Page 5第11回JADEC年次学術集会令和6年7月20日(土)~21日(日)国立京都国際会館[当法人会員]むぎのめ薬局井上享子[薬剤師]日本糖尿病協会主催の学術集会には発足時から参加してきましたが、10回を超えて実績ある大会になったことは感慨深いものがあります。今年は7月20日、21日に国立京都国際会館にて「チームの学びを紡ぎ、実践するダイアベティスケアのサイエンスとアート」をテーマに開催されました。サイエンスとアートのセッションでは、食事療法や先進デバイス、心理など8つのテーマ別に理論から学び直し実践例を紹介するという、現場で応用しやすい形で紹介されました。糖尿病協会が力を入れているアドボカシー活動のセッションも複数開催され、口頭発表も多かったのが印象的です。この学術集会ではコメディカルの参加が多いため教育講演もありますが、医療現場での問題点をコントラバシー論議として医療費の問題、重症化予防における保険事業など社会的な立場から学ぶという企画がありました。国がどのように糖尿病の問題を捉えて対策に診療報酬を設定しているか、予算を組んでいるかなどの骨子が説明され大変興味深かったです。タイトルで敬遠せずに聞いてみることも大事だと思いました。第1回の学術集会から多彩なテーマでスモールグループディスカッションが企画されてきましたが、毎年熱心な方々が多数参加され、皆さんの体験を共有させていただいて大変勉強になります。私は1型糖尿病患者さんの幼少期から高齢期までのステージ毎に変化する問題点と対応を考えるというグループに参加しましたが、各自で書いたポストイットが模造紙に貼り切れないほどでした。また、普段インスリンポンプに触る機会がないのでハンズオンセミナーで最新機器に触れることができたのは大変有意義でした。またCGMを装着し、お菓子やジュースで血糖値を上げてから20分間ノンストップで運動して、自分の血糖値の変化を見るという体験型の企画に積極的に参加してきました。祇園祭を見る暇は全くありませんでしたが、CDEL、CDEJとしては充実した2日間でした。そして西東京糖尿病療養指導士の仲間であり、様々な研修会の企画や講師をされてきた杏林大学医学部付属病院薬剤部の小林庸子先生がJADEC Award for ExcellentDiabetes Educator inPharmacistを今回受賞されたことを大変嬉しく思います。読んで単位を獲得しよう答え1,3下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります)解説1.〇2.×経口GLP-1受容体作動薬は内服後30分の禁飲食が必要である3.〇4.×チアゾリジン薬により肥大化した脂肪細胞を減少させ小型脂肪細胞を増やし、アディポネクチン分泌が上昇する5.×一部(イプラグリフロジン、ダバグリフロジン)のSGLT2阻害薬は1型糖尿病に適応がある臨床糖尿病支援ネットワーク