ブックタイトル会報2024年7月
- ページ
- 2/6
このページは 会報2024年7月 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 会報2024年7月 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
会報2024年7月
Page 2報告第253号令和6年7月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)第53回東糖協多摩ブロック糖尿病教室日時:令和6年3月23日(土)場所:駒武沢蔵女野子公大会学堂令和6年3月23日(土)14:00~16:00「第53回東糖協多摩ブロック糖尿病教室/第28回西東京糖尿病患者会連合特別講演会」が開催されました。新型コロナ感染拡大以降4年ぶりに現地開催となり、患者様・ご家族・医療従事者計38名の方にご参加いただきました。ブロック糖尿病教室講演Ⅰでは「ポストコロナ時代の運動療法」として長谷部翼先生よりご講演いただきました。緊急事態宣言解除後、身体活動量は元の状態まで回復しております。しかし独居や社会参加の無い方では回復しきれていない状況となっております。また、糖尿病の発症と筋肉量の低下につき、関連が報告されています。骨格筋の質を高めるために1全身の骨格筋量を増やす2歩行の持久力を高める3中強度の身体活動を増やす、を取り入れることが大切となります。そこで、参加者全員で椅子に座ってのストレッチングやスクワットを実践いたしました。講演Ⅱでは「糖尿薬物療法のこれから」として松下隆哉先生より治療薬についてご講演いただきました。糖尿病の治療は「血糖コントロールを続ける」ことで、合併症を防ぐことが狙いとなります。薬は種類が多く選びづらい面がありますが、色々あるので諦めずに治療を継続することが大切になります。完治は難しいのですが健康に気を付けることで、健常人と変わらない生活を送ることができます。なるべく早く治療を開始し、健康に生きてもらいたい、と締めていただきました。患者体験談では大野桂子様より、発症からこれまでの治療、そしてこれからの生活をポジティブに送るために実践していることなどをお話しいただきました。特別講演では宇都宮一典先生より「糖尿病の食事療法-どうすればいいの?」として日本人の歴史的な食事摂取の変化や、体循管理と内臓脂肪の関係につきわかりやすくご講演いただきました。日本人の食事摂取につき、総カロリーや糖質は変わっていませんが、脂質摂取量が増えております。内因性インスリンを大切にするよう食べる量に気を付け、体質を変えることが食事療法となります。また、運動を併用することで筋肉量を増やすことも大切です。『患者さんの「わかっちゃいるけどやめられない」を共有し、チームとして役に立てるようにしていきたい』とお話しいただきました。4年ぶりの現地開催となり、参加者からのご質問も多く、活気あふれる会となりました。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)臨床糖尿病支援ネットワーク第76回例会日時:令和6年3月27日(水)場オンライン所:駒沢女子大学[当法人理事]多摩北部医療センター藤田寛子[医師]第76回例会は、3月27日に「糖尿病と骨」というテーマで開催され、人生100年時代を見据えた骨折予防を目指して、3人のエキスパートにご登壇いただきました。まず、虎の門病院の竹内靖博先生が「糖尿病性骨症の病態と治療」として骨代謝の基本をご解説され、糖尿病患者においては糖尿病性骨症ともいうべき糖尿病の病状や病態に関竹内靖博先生西村一弘先生天川淑宏先生連した骨質低下について包括的かつ詳細にご講義くださいました。続いて当法人理事の緑風荘病院・駒沢女子大学の西村一弘先生より「丈夫な骨を維持するための生活習慣(栄養編)」として骨粗しょう症予防のための有効な食事療法について、骨にとって需要なCaやビタミンDだけでなく様々なビタミン類や微量元素に至るまで、詳細にご解説頂きそれらの有効摂取の工夫を実例を挙げて(乳和食など)ご紹介いただきました。最後に当法人理事の東京医科大学八王子医療センターの天川淑宏先生より「丈夫な骨を維持するための生活指導(運動編)」として、骨折予防のための理論並びに運動療法の概要と、即実践できる持続可能な運動療法を実例を提示してご紹介いただきました。いずれも、大変分かり易く明日からの診療にすぐに活かせる有難いご講演であり、84名の参加者が拝聴し活発に議論を繰り広げる、非常に有意義な会となりました。ご講演くださった先生方、また、ご協力くださったすべての同志の皆様に、心より御礼申し上げます。臨床糖尿病支援ネットワーク