ブックタイトル会報2022年5月

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概要

会報2022年5月

Page 2第227号令和4年5月発行役員交代のご挨拶[前代表理事]イムス三芳総合病院貴田岡正史私は2022年3月31日の社員総会をもちまして一般社団法人臨床糖尿病支援ネットワーク代表理事を退任し、新たに監事に就任いたしました。新代表理事には近藤?磨前執行理事が2022年4月1日より就任いたしました。本法人は任意団体として1986年に近藤甲斐夫代表世話人のもと発足し、日本における医療連携を目指す会の先駆けとして活動を始めました。近藤先生の後任として伊藤眞一先生が2代目代表世話人となり活動を継続発展させてまいりましたが、2002年8月東京都認証の特定非営利活動法人西東京臨床糖尿病研究会として法人化されました。これは研究会の事業展開が広がるとともに1999年西東京糖尿病療養指導士制度が立ち上がり、社会的・道義的責任が増したことにより、活動の公平性・透明性・継続性を担保するための決断でした。この法人化にあたって準備段階から深く関与していたため私が理事長に就任することになりました。さらに2016年には糖尿病患者に対する包括的な療養支援をいっそう推進するべく、一般社団法人臨床糖尿病支援ネットワークを設立することになりました。私自身は引き続き法人の統括責任者である代表理事に就任させていただきました。この一般社団法人臨床糖尿病支援ネットワークへ特定非営利活動法人西東京臨床糖尿病研究会から糖尿病に関する研修会事業、西東京糖尿病療養指導士認定事業、糖尿病に関する普及啓発事業など大半の事業を移行して現在に至っております。当法人の活動は任意団体設立から今日まで36年間の長きに渡っています。その中で皆様のご協力のもとで2002年8月より19年8カ月の間、私が法人の代表を務めさせていただきました。もとより浅学菲才の私が何とか職責を全うできたのは、皆様のご協力があってこそといえます。特に歴代の事務局スタッフには蔭に日向に当法人の事業展開を支えていただきました。この場をお借りして篤く御礼申し上げます。ことに三上竜治現事務局長には当法人の事業規模が拡大する過程で、過剰な負担を掛ける時期が生じてしまいましたが、会員一人ひとりがボランティアとして活動を進めるなかで事務局管理、会場確保とその管理運営、資料の作成配布、議事録作成等々円滑な事業の運営を下支えしていただきました。2000年初頭より始まった新型コロナウィルス禍により事業活動への影響は本法人でも深刻なものがありました。研究会・研修会等のリアル開催はことごとく中止もしくは延期のやむなきに陥りましたが、本法人の中核事業の一つである西東京糖尿病療養指導士養成講座を近藤?磨新代表理事のご尽力で種々の困難を乗り越えながら、当時はまだ社会的に定着していなかったWeb開催にこぎ着け14回にわたる講義を成功裏に終了することができました。この養成講座を完遂できたことで本法人の事業の継続性が担保されたといっても過言ではありません。これを契機に当法人の活動のなかでZoomを利用した会議や講演会、研修会がいち早く定着し、事務局への負担軽減にも?がりました。Withコロナの時代の新しい事業形態の実現ともいえます。糖尿病患者さんの高齢化は著しく、福祉介護関連施設への入所や在宅医療への移行症例も増加の一途をたどりつつあります。その中で糖尿病災害時サバイバルマニュアルに引き続き糖尿病在宅患者の療養・介護支援ガイド「糖尿病を持つ人が在宅で健やかに暮らすために」が関係者のご尽力で完成いたしました。今後、当法人の事業展開に大いに活用されることが重要と考えております。これからは財務の健全化を図りながら、医療介護の連携を中心とした新たな事業展開をすすめることを新執行部に期待して退任のご挨拶といたします。最後に、永年にわたりご尽力をいただいた会員をはじめとする多数の方々や企業に篤く御礼申し上げるとともに、今後も当法人に対する相変わらぬご支援ご協力を心よりお願いいする次第です。臨床糖尿病支援ネットワーク