ブックタイトル会報2022年4月

ページ
2/4

このページは 会報2022年4月 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

会報2022年4月

Page 2報告第226号令和4年4月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)第22回西東京EBMをめざす糖尿病薬物治療研究会日時:令和3年12月11日(土)オンライン場所:駒沢女子大学令和3年12月11日(土曜日)に、第22回西東京EBMをめざす糖尿病薬物治療研究会を「SGLT2阻害薬を見直す」をテーマに、Web形式にて開催いたしました。症例検討会では、症例1を東京医科大学八王子医療センター糖尿病・内分泌・代謝内科科長/講師松下隆哉先生より『他科からSGLT2阻害薬を投与されてる糖尿病症例の実際』と題し、他科から血糖コントロールが不良で低血糖が疑われる患者さんが入院した際に、内服薬調査でSGLT2阻害薬の服用が判明した症例について、治療経過と次の薬剤選択、SGLT2阻害薬の特性と留意点をご提示いただきました。症例2では、多摩北部医療センター内分泌・代謝内科部長藤田寛子先生より『緊急事態宣言下で、急速に血糖増悪した若年2型若年糖尿症例(改めて考える生活習慣病としての糖尿病)』と題し、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言下で実際ご経験された症例について、薬剤費も考慮した薬剤選択、またこのような緊急事態宣言下においても、食事・運動療法の順守が必須である点をご提示いただきました。症例検討のご講演の中では、投票システムを用い、ご参加された方々にもクイズ形式で投票いただき、配信会場の先生方からはご意見を頂戴しながら活発な意見交換が行われました。特別講演では、医療法人松原会松山第一病院内科部長眞鍋健一先生より『心血管イベントとケトン体に関する知見とSGLT-2iの心臓への影響-500例を超える検討より-』と題し、貴重な研究結果と数多くの自験例と共に、糖尿病患者における虚血性心疾患や心不全合併例に対する治療選択、特にSGLT2阻害薬については国内外のエビデンスについて、詳細にわかりやすくご教示いただきました。ご講演後はご参加された方々からのご質問も多くいただき、大変な盛況のうちに講演会を終了いたしました。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成429年1月7 139日(木日)第8回西多摩・南多摩糖尿病カンファレンスオンライン場所:駒沢女子大学令和4年1月13日(木)Web配信にて『第8回西多摩・南多摩糖尿病カンファレンス』が当番世話人の日本医科大学多摩永山病院小谷英太郎先生のご挨拶により開催されました。特別講演は、日本医科大学多摩永山病院小谷英太郎先生のご司会で、東京女子医科大学小木曽智美先生より『非アルコール性脂肪性肝疾患から考える糖尿病治療』と題しご講演いただきました。現在、糖尿病と非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は切っても切れない関係です。NAFLD患者おいての糖尿病罹患率は約6割と言われており、またNAFLDによって2型糖尿病発症リスクは約2倍という報告もあります。そのようななかで、小木曽先生より肝臓専門医の立場からNAFLD治療への早期介入や肝線維化進展の抑制のために肝臓専門医への紹介基準を明確に示すことで、NAFLD患者を多く診る糖尿病専門医の先生方へ分かりやすく啓発されました。さらに、小木曽先生は昨年6年ぶりに改訂された「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020」作成委員会のメンバーであり、糖尿病治療薬でのNAFLDへの有用性についてお話しされました。パネルディスカッションは、『脂肪肝合併2型糖尿病』をテーマに、多摩センタークリニックみらい院長藤井仁美先生のご司会で、東京医科大学八王子医療センター松下隆哉先生には勤務医の立場から、仁愛医院吉村中行先生には実地医家の立場から、お二人の先生にパネリストを務めていただきました。多くの先生方に活発なご意見・ご質問をいただき、大いに盛り上がりました。最後に、本会の代表世話人である東京医科大学八王子医療センター大野敦先生よりご挨拶をいただき閉会いたしました。Webでの開催となりましたが59名の方々に視聴いただき大変有意義な会となりました。臨床糖尿病支援ネットワーク