ブックタイトル植木先生特別号

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概要

植木先生特別号

特別号令和4年3月発行Page 11植木彬夫先生に捧げる言葉元多摩北部医療センター内分泌・代謝内科中野忠澄植木先生が急逝されました。思いもよらない悲報に接し、残念でなりません。先生は、西東京地域や我が国における患者中心の糖尿病医療のあり方について常に模索され、本「臨床糖尿病支援ネットワーク」の例会や糖尿病学会等におけるご尽力の大きさ、重さは、言葉には尽くせません。それと並んで人間としての大きさ、温かさ、豊かさと冷静さを兼備された巨人でした。あの人懐っこい笑顔とお話ぶりは、人間として大切な言葉,考え,心を工まずして人を包み込まずには措かなかった先生でした。本会の心柱として、医療者のあるべき姿と心をわたしたちに遺してくださいました。植木彬夫先生に対して、私達が真に支えられる医療者として全うしてゆくことができれば、先生はお身体を揺すって、満面の笑顔で応えてくださるものと信じます。永年一緒に勉強した仲間として、今は先生への尊敬の念と深い感謝を新たにし、哀悼の言葉と致します。植木彬夫先生、ありがとうございました。糖尿病療養指導担当者のセミナー分科会の先生多摩センタークリニックみらい國貞真世私にとってずっと雲の上の存在だった植木先生と親しくさせていただく切欠になったのは、「糖尿病療養指導担当者のためのセミナー」でした。臨床研究の分科会を立ち上げるに当たって、先生にご協力をお願いしたところ、「この会では毎年講演は頼まれるけれど、分科会は声を掛けてもらえなくて寂しかったんだよ。」と、快く引き受けてくださいました。臨床研究について学ぶ機会が全く無かった私にとって、発表当日までの準備期間は、毎回【超一流教授のゼミナール】を受講している様でした(しかも無料で!)。読んでみても全く理解できなかったテキストが、先生の講義を通して聞くと、頭の中にすっと入りました。後で、先生が何冊もの初心者向けの本に目を通して「初心者が一体何処で躓くのか?」勉強してらっしゃったと側聞しました。自ら学問を究めるに留まらず、人を育てることも、本当にお好きだったのだと思います。いつも楽しそうに講義してくださいました。先生、ありがとうございました。~分科会を代表して~2013年第18回2014年第19回2015年第20回2016年第21回2017年第22回2018年第23回2019年第24回分科会のタイトル臨床研究の作り方臨床研究の作り方~統計を始めてみよう~民間療法に振り回されない療養指導~データから読み取る落とし穴~糖尿病臨床研究のデータを読み解く~QOLを規定する因子を探してみよう~糖尿病治療の論文を紐解いてみよう~いろいろな論文を読んでみよう~低血糖・高血糖をどう防ぐか?~糖尿病大規模研究から実臨床への応用法を考えよう~糖尿病患者の治療満足度の聞き方・測り方~臨床にフィードバックするために~学会発表口演ポスターポスター1ポスター2ポスターポスター1ポスター2ポスター口演オンデマンド臨床糖尿病支援ネットワーク