ブックタイトル会報2021年10月

ページ
3/4

このページは 会報2021年10月 の電子ブックに掲載されている3ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

会報2021年10月

第220号令和3年10月発行Page 3報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成329年7月7 119日(日)2021年度西東京糖尿病療養指導プログラムオンライン場所:駒沢女子大学第5回西東京臨床検査研修会[当法人評議員]公立昭和病院櫻井勉[臨床検査技師]皆さんもご存じのように2019年末からSARS-CoV2の流行により2020年はいろいろな学会や研修会が中止になったり、またWeb開催に変更になりました。2020年度の西東京糖尿病療養指導プログラムは中止せざるを得ませんでしたが、今年度は7月11日の日曜日に「第5回西東京臨床検査研修会」としてZoomを用いたWeb形式で開催することができました。とはいえ、世話人である私たち自身もWeb開催自体初めての経験であり、Zoomの使い方もよくわからないままのスタートでした。また今回は開催が決定してもスタッフが集まることもできず、また外部からの講師招聘もままならず、世話人の持ち回りとなり「これで良かったのか?」と考えさせられた研修会となってしまいました。実際に多数の不手際があり、参加していただいた受講生にはご不便をおかけしたと思います。また長時間のWeb研修に参加いただき感謝いたします。次年度は沢山の方に参加してもらえるような企画を考えたいと思います。広い部屋に数名のスタッフのみでした事前確認もそこそこにすぐに開始第8回日本糖尿病療養指導学術集会令和3年7月24日(土)~25日(日)Web開催[当法人会員]むぎのめ薬局井上享子[薬剤師]2020年に予定されていた学術集会は、2021年7月24日(土)・25日(日)完全Web形式での開催となった。内容はLIVEプログラムとオンデマンドプログラムに分けられ、LIVEでは表彰式、受賞公演、特別シンポジウム、グループディスカッションなどが行われ、オンデマンドでは教育講演、CDEL活動報告、一般演題等が自由に視聴できる構成であった。オンデマンドは会期後7月28日~8月31日にも配信され、LIVEに参加していてもそのプログラムの終了後に興味のある内容の発表に触れ直すことができるため、集合型とはまた異なる良さがあった。グループディスカッションでは「腎症重症化予防」に参加したが、離島の医療機関に勤務する参加者の意見が聞けるなど、やはり集合型では参加しにくい環境にある方々と交流できたのはWeb開催ならではの良さである。しかし、時間の拘束があるため、グループディスカッションがこれからというところでまとめに入らなくてはならなかったのは残念であった。CDEmeetingでは各CDEL認定機構のブロック長が集まった。そこで面白かったのは合格者1年生が研修会の開催担当をする所があったことである。運営に携わりながら指導者としての一歩も始まるのである。また大学で使用しているMoodleという学習システムの利用により、正解をしないと先に進めないe-ラーニングの構築をした所もあった。CDELとCDEJの協力ではなく共同の活動という意見も印象に残った。学術集会は1000人を超える参加者を得て盛況に終えた。集合型の開催が可能となってもハイブリッド型で行われる可能性があることを次年度大会長は語っていた。読んで単位を獲得しよう答え1,4下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります。)解説GLP―1受容体作動薬は、1.×作用時間に応じ、1日2回投与、1日1回投与、週1回投与の製剤がある。2.〇血糖値に応じた膵β細胞からのインスリン分泌促進作用に加え、グルカゴン分泌抑制、胃内容物排出抑制作用、食欲抑制作用など、多様な作用を有する。3.○4.×インスリン依存状態(糖尿病性ケトアシドーシスや1型糖尿病患者など)への適応はない。5.〇頻度は少ないが、急性膵炎が起こる可能性がある。胃腸障害が発現した場合、急性膵炎の可能性を考慮し、必要に応じて画像検査などによる原因精査を考慮する。急性膵炎が発現した場合は、投与を中止し、再投与しない。臨床糖尿病支援ネットワーク