ブックタイトル会報2021年8月

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会報2021年8月

Page 2報告第218号令和3年8月発行平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成329年6月7 1日9(火(日))西東京CSII普及啓発プロジェクト第20回研修会オンライン場所:駒沢女子大学[当法人評議員]大和調剤センター森貴幸[薬剤師]2021年6月1日(火)19:20からWeb(Zoom)にて開催しましたので報告いたします。メインテーマは「血糖曲線から生活療養・薬物療法を探る~患者教育と多職種連携のあり方~」として盛大に開催されました。第1演題として「SAP,CGM,FGMのデータと食事分析から行う管理栄養士のアプローチ」を加藤内科クリニックの管理栄養士加藤則子先生にご講演いただきました。フリースタイルリブレが与えてくれるデータと食事内容を分析して血糖コントロールを考えることの大切さを発表されました。薬剤師や他のコメディカルにも大変興味深い内容でありました。食事だけで判断するよりもフリースタイルリブレのデータを重ね合わせることで高血糖だけではなく、低血糖を防ぐことが見えてくる可能性があります。第2演題として「ソモジーかあかつきか?~リブレを使っての調整のゆくえは・・・」を多摩センタークリニックみらい看護師山本香先生にご講演いただきました。暁現象なのかソモジー現象なのかフリースタイルリブレはわかりやすくなります。夜中の低血糖の確認は自覚症状がない場合も多く、確認することが困難な場合が存在します。24時間グルコース値をモニタリングできるためどちらが影響しているかがわかってきます。インスリン注射の投与量の調節などに役立てることができます。フリースタイルリブレのデータの見方も共有できてとても分かりやすい講演でした。第21回研修会も計画しています。ぜひ多くの先生に参加していただきたいと考えております。そしてCSIIやFGM、SAPなどを多くの施設で利用してもらえるようにできると、患者に対して治療の選択肢を増やすことができると思います。これからもわかりやすい役に立つ研修会を心掛けていきます。皆様のご参加をお待ちしております。報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:令平和成329年6月7 109日(木日)臨床糖尿病支援ネットワーク第69回例会オンライン場所:駒沢女子大学[当法人会員]日本医科大学多摩永山病院小谷英太郎[医師]2021年6月10日(木)、第69回例会が開催されました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延の影響により、第68回例会に引き続きZoomを用いたオンライン開催とし、「コロナ時代に臨む医療連携と療養指導の新形式」というテーマを掲げました。私は、当番幹事として総合司会を務めさせていただきました。基調講演では、東京都立多摩総合医療センター内分泌代謝内科の櫻田麻耶先生に「コロナ共存下の糖尿病診療」についてお話いただきました。多摩総合医療センターは、都立の医療機関として、軽症から重症まで約800例という大変多くのCOVID-19症例の診療実績があります。COVID-19に対する治療、およびCOVID-19患者における糖尿病治療について詳細にお話いただき、その中から、糖尿病がCOVID-19の発症リスクを上げることはないが重症化のリスクにはなり得ること、いち早く再開した対面式患者指導のノウハウ、そして、感染防御を実施しつつ、いつも通りの診療を続けていくことの重要性をご教示いただきました。パネルディスカッションでは、八王子糖尿病内科クリニック院長の山本直之先生の司会の下、川越宣明先生(医師)、天川淑宏先生(理学療法士)、濱谷陽子先生(看護師)、および寺田武司先生(薬剤師)の4名のエキスパートの先生方から、それぞれの職種の立場からコロナ禍で工夫をしながら実践している診療、医療連携、療養指導の実際についてお話いただきました。閉会に際し、本法人業務執行理事の植木彬夫先生にそれぞれの発表の要点をおまとめいただき、明日からの診療に役立つ情報の整理ができたとものと思われます。本例会は、最終的に100名のオンライン参加をいただき無事終了することができました。我々医療従事者も社会全体もコロナ時代に順応してきているように感じます。ご聴講いただきました皆様、誠にありがとうございました。臨床糖尿病支援ネットワーク