ブックタイトル会報2021年7月

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概要

会報2021年7月

第217号令和3年7月発行Page 3第64回日本糖尿病学会年次学術集会が富山大学医学部戸邉一之先生の大会会長で行われました。2021年5月20日から22日(オンデマンド配信5月20日~6月21日)まで現地開催から新型コロナウイルス感染拡大に伴い完全Web開催となりました。報告者は参加並びに一般演題口演で発表しましたのでご報告いたします。在宅マニュアルを作成開始して3回(年)目の学会となりますが、完成した冊子版在宅マニュアル「糖尿病在宅患者の療養・介護支援ガイド~糖尿病をもつ人が在宅・地域で健やかに暮らすために~」について発表しました。今回の学会は完全Web開催のため事前にパワーポイントで音声入力をしたデータ(MP4ファイル)を作成し、学会事務局に提出していました。パワーポイントに音声を入れて動画にすることは他の学会で昨年経験済でしたが、顔の見えないパソコンの画面相手にしゃべりかけて、保存後に自分の声を聴くといった感じでした。自分の声は元々大嫌いでしたが更に嫌いになりました。当日動画の視聴をした後、時間の許す範囲(同セッション内で演題取り消しが2演題あった)で質疑応答がありました。Q:ガイドを作成するところで一番苦労したことはなどの質問を頂きました。A;膨大な情報の整理が一番大変だったことだと話しました。Q:執筆して頂いた先生方はどのように集めたのか?A;臨床糖尿病支援ネットワークという団体で企画したためそこの団体に所属している先生方と介護系は知り合いを当たって人を集めて作成しました。この在宅マニュアルが会員の先生方にも、全国の医療と介護を行う人たちに当ガイドを利用して頂きたく発表しました。シンポジウム1「地域全体における糖尿病力をあげる」から、座長をされている辻野先生、演者の西村先生、熊倉先生です[当法人評議員]大和調剤センター森貴幸[薬剤師]この糖尿病学会年次学術集会は会場でないため移動はクリックで済むところで多くの講演やシンポジウム、ポスターの閲覧ができました。そしてオンデマンドで見れなかった発表なども見ることができます。人と会えない学会にも慣れてきたところですがやはり人と接することの大切さが改めて感じさせられました。良い面と解決してほしい面と併せ持った年次学術集会でした。マスク越しでも良いので来年こそは対面式の糖尿病学会年次学術集会になる事を切に願いを込めて報告書といたします。読んで単位を獲得しよう答え3下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります。)解説Karvonen法による運動強度の算出方法は、{(220-年齢)-(安静時心拍数)}×運動強度(%)+安静時心拍数で求めます。糖尿病運動療法では最大運動予備能の40~60%程度(AT程度)で、軽く息が弾むくらいの中等度運動(有酸素運動)を勧めます。その他運動強度の指標としては、自覚的運動強度(ボルグ指数:RPE)やメッツ(METS)も用いられています。臨床糖尿病支援ネットワーク