ブックタイトル会報2021年7月

ページ
1/6

このページは 会報2021年7月 の電子ブックに掲載されている1ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

会報2021年7月

第217号令和3年7月発行Page 1“mano a mano”とはスペイン語で“手から手へ”という意味です立川市CKDネットワークの活動について[当法人理事]すみとも内分泌クリニック住友秀孝[医師]皆様、如何お過ごしでしょうか?日々の診療、本当にお疲れ様です。さて開院時より当院ホームページに「院長のぼやき」と称するブログを書いています。開院当初は、糖尿病・内分泌疾患について。途中から、バイクとスキーの話に変わり、最近は新型コロナウイルス感染症などの話を書いています。以下は、本日書いたホームページ掲載原稿です。当方が立川市医師会からの世話人を務める、立川慢性腎臓病ネットワークについて書いています。ご一読頂ければ幸いです。本稿が掲載される本年7月には、世の中どうなっているのか想像もつきませんが、2年前と同様の世相には戻らないでしょう。マスクをしないでスキーができる日が待ち遠しい今日この頃です。●遊びの話と仕事の話を交代で書いてゆきます・・(第69回)皆様、お早う御座います。本日は、2021年4月25日(日)です。通常の診察と新型コロナウイルスワクチン接種の段取りなどで、ばたばたと1週間が過ぎてゆきました。先週の残務整理と原稿書きのため、朝からクリニックにいます。さて、「第4回立川慢性腎臓病ネットワーク病診連携研究会」が、4月20日(火)WEB上にて開催されました。今回の当番世話人は、立川病院腎臓内科・透析センター長二木功治先生です。まず、二木先生より「立川慢性腎臓病ネットワークの現状報告と今後の展望」について御報告頂きました。立川市には慢性腎不全に至り維持透析治療が必要となる可能性をもった慢性腎臓病の方が、計算上は23,000名も存在している状況です。診療所と3つの病院(立川相互病院・立川病院・災害医療センター)の腎臓専門医との腎臓病医療連携が益々重要になります。立川市・立川市医師会・立川市歯科医師会・立川市薬剤師会との協同事業として、2021年1月には記者会見を実施し、立川市民の皆さんの腎臓機能を守る啓蒙活動が開始されました。立川市のマスコットキャラクター「くるりん」をいれた、現在の腎臓機能を示すシールを、かかりつけ薬局でお薬手帳に貼ってゆく事業も始動しています。特別講演には、東京都済生会中央病院副院長・腎臓内科部長竜崎崇和先生に、「激変した糖尿病腎臓病(DKD)の治療戦略とみなと慢性腎臓病医療連携~腎性貧血治療を含め~」を御講演頂きました。SGLT2阻害薬を含む糖尿病治療薬とDKDの治療の関連について最新の知見をご教示頂きました。次に、東京都港区の7病院(腎臓病専門医在勤)と港区医師会との腎臓病医療連携について概説頂きました。同医師会に所属する開業医と腎臓病専門医の壁を低くする診察依頼用紙を提示頂きました。立川市においてもいずれ作成されるものと思われます。最後に、日本全体では、糖尿病腎臓病由来の慢性腎臓病・慢性腎不全のため1年間におよそ15,000名の患者さんが血液透析治療を開始しています。立川市内においても、お一人でも維持透析治療を必要とする患者さんを減らすため取り組みです。当方もしっかり裏方世話人を努めます。本日より、3回目の「緊急事態宣言」が発出されました。しかし立川駅コンコースには人が沢山でています。さてどうなるか。新型コロナウイルス感染症の収束は見えてきません。皆様、どうぞ御安全に。読んで単位を獲得しよう西東京糖尿病療養指導士(LCDE)は、更新のために5年間において50単位を取得する必要があります。本法人会員は、会報「MANOaMANO」の本問題及び解答を読解された事を自己研修と見做し、1年につき2単位(5年間で10単位)を獲得できます。毎月、自分の知識を見直し、日々の療養指導にお役立てください。(「問題」は、過去のLCDE認定試験に出題されたものより選出、一部改変しております。)問題65歳、男性。安静時心拍数75回/分。運動強度を最大酸素摂取量の50%に設定した場合に、Karvonen法を用いたこの患者の目標心拍数として正しいのはどれか、1つ選べ。1.1054.1202.1105.1253.115臨床糖尿病支援ネットワーク(答えは3ページにあります)