ブックタイトル会報2020年3月

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会報2020年3月

Page 6第201号令和2年3月発行報告第44回東糖協多摩ブロック糖尿病教室日時:令和元年11月30日(土)場所:ぽっぽ町田令和元年11月30日(土)14時~16時、ぽっぽ町田第一会議室にて、第44回東糖協多摩ブロック糖尿病が開催されました。今回のメインテーマは「糖尿病食事療法のコツ」として、前半の1時間で町田市民病院糖尿病・内分泌内科部長の伊藤聡先生と、武蔵野赤十字病院管理栄養士の原純也先生にご講演いただきました。後半は、「ぜひ聞きたい!あんな疑問?こんな疑問?コーナー」として、お越しいただいた方々からのアンケートをもとに、座談会形式で医師の伊藤聡先生、栄養士の原純也先生、さらに、薬剤師の薬樹薬局野口幸司先生、看護師の町田市民病院横内沙織先生にコメンテーターとして質問にお答えしました。先生方からは、食事の適正量や食べる順番、年末年始の食事の工夫など、興味深い内容をお話しいただきました。町田市での開催は初めてでしたが、参加者は35名で大変盛況な会となりました。報告第37回武蔵野糖尿病研究会日時:令和元年12月14日(土)場所:三鷹産業プラザ[当法人業務執行理事]代表世話人かんの内科菅野一男[医師]令和元年12月14日(土)三鷹産業プラザにて「第37回武蔵野糖尿病研究会」が開催されました。講演1では東京慈恵会医科大学糖尿病・代謝・内分泌内科主任教授西村理明先生より「CGMを用いた糖尿病治療の展望」と題して、低血糖のない質のよい血糖コントロールを目指す重要性を講義頂き、最新のCGM・FGM機器やその活用法、そして現在使用されているインスリン製剤のご使用経験を踏まえ適切な薬剤選択について紹介頂きました。西村先生のメッセージとして、血糖値をただ闇雲に下げる時代は過ぎ去り、これからは日本で使用可能なCGM・FGMなどの最新機器を有効活用し低血糖を起こさない質の高い血糖コントロールを目指していく事の重要性を指摘されました。講演2では私菅野より「GLP-1製剤の新たな可能性」と題して、海外用量の使用が認められたリラグルチドの使用経験を4症例提示し、罹病早期にGLP-1受容体作動薬を使用する意義と、罹病早期でない症例でもリラグルチドの増量により血糖と体重の改善が期待できる事を紹介致しました。また、SGLT-2阻害薬やGLP-1受容体作動薬はADAのガイドラインでも心血管疾患の既往のある症例での優先的使用を促されており、血糖値改善効果以外の多面的な効果から、将来的な合併症発症予防に寄与することが期待されています。当日は医師、看護師、薬剤師、栄養士等、46名が参加し、活発な意見交換もなされ大変有意義な会となりました。なお、次回第38回武蔵野糖尿病研究会はテーマを「糖尿病性腎症とその進展予防」と題し、令和2年12月19日(土)三鷹産業プラザにて開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。臨床糖尿病支援ネットワーク