ブックタイトル会報2020年3月

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概要

会報2020年3月

第201号令和2年3月発行Page 5報告第13回西東京糖尿病運動指導スキルアップセミナー日時:令和元年11月17日(日)場所:北里大学薬学部[当法人会員]緑風荘病院鈴木順子[管理栄養士]2019年11月17日(日)、「第13回西東京糖尿病運動指導スキルアップセミナー」が開催されました。健康運動指導士や理学療法士の運動職種のみならず、医師や看護師、薬剤師、管理栄養士など様々な職種の方が参加されました。今回のテーマは「いまだから糖尿病運動療法のココが知りたい!」と題して、患者さんの指導に結びつけることを目的にセミナーを行いました。糖尿病の治療を取り巻く環境は、薬物療法も食事療法も進歩しているなかで運動療法との相互関係も新たな時代となっています。そこで今回午前の部では、糖尿病治療のアップデートと題し、糖尿病に関する新しい研究や薬物・食事・運動療法との関わりなどを、次に運動療法でおさえておきたい薬物や食事療法のポイントの講演があり、この3つの講義の合間に肩甲骨ストレッチや下肢筋力アップなどのワンポイントエクササイズを行いました。そして、午後の部では実臨床へつなげる実践として「誰もが知っている音楽を使った運動」や「運動療法の見える化とその実践」と題して運動の実技を中心に行われました。参加者の方々も実際に体験し、今後の患者指導へのヒントに繋がったことと思います。このセミナーの参加者は病院やクリニックだけでなく、保健所や訪問看護ステーションを職場とする方もいます。専門の運動指導を行う職種が不在でも運動指導ができる情報提供の場として、今後も継続していきたいと思います。薬、食事、運動、年々考え方が変わり、再認識することができた。血糖コントロールだけでなく、患者さんの将来について考えることが大切と伺い、大変勉強になりました。仕事で腰痛、膝痛持ちの対象者が多いので椅子に座っての運動を具体的に提供できると思います。体操を行うことで唾液が出てきた。簡単で顔のエクササイズにもなるので外来で一緒にやってみたい。あまり運動をしていないという高齢者が多いので、動くと気持ちいい、そしてどこに効いているのか、どのような効果があるのかを伝える大切さを学びました。実技体験でき、身体を動かす楽しさ、つらさを理解できた。いくら運動をしても効果のない運動では体を壊すので、効果ある運動を理解し患者にも指導したい。楽しく、グループワークでみんなで作っていく感じが良かった。音楽を使うと運動しやすく、ラジオ体操以外でも工夫すれば運動になることがわかった。臨床糖尿病支援ネットワーク