ブックタイトル会報2020年2月

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概要

会報2020年2月

第200号《特別号》令和2年2月発行Page 9≪創刊200号に寄せて≫MANO a MANO創刊200号に寄せて[当法人理事]杏林大学医学部付属病院小林庸子[薬剤師]MANO a MANO創刊200号、おめでとうございます。今から二十数年前、当院に新しい教授が就任され、「糖尿病チームを作ります。薬剤師も一緒にお願いします。」という一言から、私の「糖尿病」への関わりが始まった。ちょうど西東京糖尿病療養指導士が開始された頃である。「こんな時、他のご施設はどうしているのか?」の情報交換を目的として地域の活動にも参加させて頂き、MANO a MANOも届くようになった。正確には、いつからMANO a MANOを読み始めたかは覚えていない。最初のページ「巻頭言」では、偉い先生方のご活躍を見ることができ、次のページからの様々な記事を見ることで、「なるほど!」と思うことが多くあった。そして、研修会の情報を入手して勉強会に参加する。いつしか、MANO a MANOを編集する立場となった。「読者は何を望んでいるか?」と、編集会議で夜遅くまで話し合う。「読者からの質問コーナーを作ろう!」張り切って作ったが、ほとんど質問が無くコーナーは廃止された。そして、とうとう偉い方のページと思っていた「巻頭言」を書くことになった(偉くはなっていないが)。これからも「なるほど!それなら自分もできる。この情報、いいね!」が掲載されたMANO a MANOが継続されることを望みたい。ほぼ読み手、時々書き手、のち…[当法人理事]武蔵野赤十字訪問看護ステーション豊島麻美[看護師]いつの頃か忘れたが、私が「糖尿病看護の師」と仰ぐ堀口ハル子先生のご講演の中で、今まで関わられた研修会のチラシ全てを撮影したスライドを拝見したことがある。糖尿病を持つ方との関りを大切にされた先生のお姿そのものである。そんな先生の足元には遠く及ばないが、私も当法人会報誌「MANO aMANO」を創刊号からほぼ全号を保有している(179号だけがない!)。この「相棒」は職場の部署移動で4つのデスクを渡り歩き、セミナー申し込みや、先生方が発信する医療情報を知ることに大いに役立った。また、何か執筆をする際の「道しるべ」にもなってくれた。寄稿にあたり久しぶりに手に取ってみた。創刊号から7号までは色台紙に1色刷りで、以降は時々カラー刷り、第3号から100号《特別号》までは会員数が掲載されていた。100号記念号の寄稿は全て医師である。当会創設の象徴だろう。おそらく200号は数名のコメディカルスタッフも寄稿され、法人の発展性を証明できると確信している。読み返してみると、糖尿病を持つ方々に寄り添う姿勢、患者の信頼を得る医療者の在りようが語り継がれている。ちっとも古臭い感じはしない。それどころか普遍性や先見性に圧倒された。とっておいてよかった。今は当法人のHPでデジタル化されているので処分しても良いかもしれないが、自身のエンディングノートを綴るには失うことができない「相棒」である。人生の最後には棺に入れてもらいたいと思うほどである。手から手へ…。できれば、当法人の仲間の手によって叶えられるようこれからも糖尿病看護に精進したいと誓った。臨床糖尿病支援ネットワーク