ブックタイトル会報2020年2月

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概要

会報2020年2月

Page 8第200号《特別号》令和2年2月発行≪創刊200号に寄せて≫「MANO a MANO」200号万歳![当法人理事]多摩北部医療センター藤田寛子[医師]MANO a MANO第200号発行、おめでとうございます。この刊行は、役員を含む多くの方々の並々ならぬご尽力と各会員のたゆまない粘り強い励ましあいや支えあいの結実です。会員間の密な連絡を目指して発行されていた会報の愛称は、第9回で公募され、MANO a MANO(スペイン語で“手から手へ”という意味)に決定されましたが、翌号のこの記事を見たとき、この会のあり方や目的を見事に体現したこの愛称に、強く感動したことを今でも思い出します。発案いただいた方、決定して下さった方々、本当に有難うございます。時々、担当者の一人としてご報告申し上げたり、種々の活動・企画の報告内容を拝見して、いいなあ、もっと参加できたらなあ、と羨ましく思ったり・・・紙面に溢れる熱い思いに、いつも励まされました。“情報の大量生産・瞬時処理”の渦の中、我々は確かで連帯感溢れる情報交換を着実に行ってきました。現在はホームページのなかでPDFを拝見し、MANO a MANOは手元には届きませんが、ぬくもりやパワーはしっかり感じることができます。皆様の頑張っておられるお姿が浮かび、賞賛しつつ、一緒に活動を続けていたいと思うのです。最初は繋がるため、繋がってスキルアップした後は、エールを送るため。関わり方や時期で、その時々に感慨は異なりますが、どこから入ってもすっと入りこめる温かい機関誌です。クイズも楽しいです。MANO a MANOが紡いできてくれたこの絆を、これからも大事に守ってゆきたいものです。糖尿病医療連携の旗頭であり続けるために[当法人理事]片山内科クリニック片山隆司[医師]「MANO a MANO」創刊200号、おめでとうございます。この実績は、平成から令和へ長い年月をかけて西東京の地でしっかりと糖尿病の啓蒙・啓発に尽力された関係者の皆様の熱意の集大成だと思います。日本の糖尿病診療はこの25年で大きく変わりました。急速な薬やデバイス、器具の進歩と共に、EBM、ガイドラインも次々と発表されました。我々を取り巻く医療環境も、高齢者や肥満者の増加、経済不安の中での格差、医師偏在、IT化そして繰り返す自然災害等、専門医として、宅地医家として対応に難渋する事情が多くなりました。私自身は、当ネットワークにおいて長く医療支援事業、特に各地でのスキルアップセミナーの責任者として講演会活動に従事して参りました。糖尿病の診療環境が激変する中で、多くの非専門医の先生方、コメディカルの方々と情報共有し、これほど固い結束で団結して来られたのは、日本広しと言えど西東京地区のみであろうと自負しております。企業のサポート力が著しく低下し、透明性や公共性、倫理性が強く求められる昨今、各地で研究会活動も低迷しているのが現状です。西東京地区は力を落とすことなく“ワンチーム”として、全国各地で推進されている医療連携の会のモデルケースであり続けられるよう、当ネットワークの更なる発展に期待しています。臨床糖尿病支援ネットワーク