ブックタイトル会報2020年2月

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概要

会報2020年2月

Page 6第200号《特別号》令和2年2月発行報≪告創刊200号に寄せて≫平成29 30年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)場所:駒沢女子大学MANO a MANO創刊200号に寄せて[当法人理事]すみとも内分泌クリニック住友秀孝[医師]MANO a MANO創刊200号に当たり、心より御祝い申し上げます。広報委員会の諸先生方・事務局の皆様の御尽力に厚く御礼申し上げます。当法人も創立25周年記念誌発行を経ていく年月・・。当方も、昔は若手?と言われておりましたが、いつの間にやら卒後33年目となりました。伊藤眞一先生・故近藤甲斐男先生の御尽力にて発会した旧西東京臨床糖尿病研究会の成長と重なる様に多摩地区にて診療を初め、育てて頂きました。小児科医になるため西宮市から立川市に来た訳ですが、これも何やら御縁が有ったのでしょう。諸先輩方に心より感謝して居ります。さて、当法人LCDE諸氏に活躍して頂く場を創出してゆく事・次世代を担って頂く新しい先生方・コメディカルの方々の御参加を募る目的のため、10年前に企画委員会が設置されました。企画委員会は何やら形の無い物と向き合い、形の有る物に育てる場所と心得てきましたが、現在40才台の先生方に交代を御願いする時期が近いと思います。今後共どうぞ宜しくお願い申し上げます。追伸:当方40才頃の事でしょうか。故近藤甲斐男先生に、「まだ開業しないのか?始めるなら早い方がいいよ」と御言葉を頂きました。その後13年が経過しやっと開業。3年半が経過しました。先生がなされたお仕事の多様性に感嘆する毎日です。先生に追いつく事は到底無理な事と感じていますが、自分に与えられた持ち場を日々粛々と演ずる毎日です。MANO a MANO200号記念に寄せて[当法人理事]吉元医院吉元勝彦[医師]会報誌「MANO a MANO」は、2003年(平成15年)6月に1号が、その後2011年に100号が発行され、今回17年を掛けて2020年に200号を迎えることとなりました。現在、糖尿病患者は1,000万人とも言われていますが、17年前は740万人で、増加率は緩やかとなっていますが少しずつ増えているのが現状です。そして、この17年間で糖尿病の診療においても大きな変革がありました。例えば、2010年に診断基準が11年ぶりに改訂され、HbA1cが初回検査に用いられるようになりました。また、2012年にはHbA1cの国際標準化があり、その翌年には血糖管理の目標が変更となりました(Keep your A1c below 7%:熊本宣言2013)。さらに、DPP-4阻害薬やSGLUT2阻害薬など新たな薬剤の上市、CGMやFGMなど診療機器の進歩、そしてチーム医療の確立など治療形態そのものも大きく変わりました。一方、診断に用いられる空腹時血糖値の上限が依然110mg/dlのままであったり、HbA1cのcutoff値が6.2%であるなど、糖尿病の発症・進展を抑えて行くには緩めであり、今後の課題と思われます。1998年に発表された論文(king HJ,et al:Diabetes Care 21:1414,1998)では、2025年の日本における糖尿病予測人口は850万人と推測されていましたが、300号が発行される頃、糖尿病や境界型の患者数はどの位になっているのでしょうか?臨床糖尿病支援ネットワーク