ブックタイトル会報2020年2月

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概要

会報2020年2月

Page 2第200号《特別号》令和2年2月発行≪創刊200号に寄せて≫200号への想い[当法人業務執行理事]東京医科大学植木彬夫[医師]MANO a MANOが産まれたのは2003年でした。昭和61年(1986年)に近藤甲斐夫先生や伊藤眞一先生方が立ち上げた「西東京臨床糖尿病研究会」は病診連携をスムーズに行うことを一つの目標としていました。その後病診連携だけではなく糖尿病に関わる全ての職種の連携とスキルアップを目指し、会員には栄養士や看護師、薬剤師などの医療職を中心に全ての職種に開放しました。平成12年(2000年)にはその集大成として「西東京糖尿病療養指導士制度」を立ち上げました。平成14年(2002年)には多くの事業とこの制度維持の担保のために貴田岡正史先生を理事長とするNPO法人西東京臨床糖尿病研究会が発足しました。当時は法人が直接行う3事業、あるいは業種、テーマ毎に行っている14の間接事業がありました。こうした状況下において多くの会員の方々にこれらの開催案内や報告を行う必要があり2003年6月に会報誌MANO a MANO(手から手へ)が発刊されました。さらに掲載内容については広報委員会が発足しさまざまなアイデアを取り入れました。会報の作成は発刊当初より事務局のスタッフが中心に行い誌面づくりをしてきました。会報はすべての会員に毎月郵送で配布していましたが、時代の趨勢により2019年5月よりマイページ上に掲載するようになりアーカイブも閲覧可能にしました。平成23年(2011年)にはMANO a MANO100号記念号が発行されましたが、令和2年(2020年)には200号を迎えることになりました。MANO a MANOのコンテンツの多くは会員からの投稿によって成り立っており、広報委員会から指名して寄稿いただいた貴重なコメントや報告などがあります。法人化した本会の歴史と共に歩んできた会報の存在があったからこそ本会がここまで発展し継続できたものと思います。しかし一方、今後の課題もあります。紙媒体を用いたMANO a MANOがWEB上に掲載されることになり、今までは郵送という手段を使っていたため読者、会員は受動的に会報を受け取ることができ、また手元に会報があるため、それを掲示したり回覧することが可能でした。しかしWEB上に移行したことにより、会員には会報がアップされた旨のメールが届けられるだけになりました。したがって会員は会報を読むためにはPCやスマホを立ち上げ、そこからHPにアクセスし、ID、パスワードを使用し、マイページを開くことで会報を読むこと事になり能動的に自分で情報を取りに行かなければならない事になり手間暇をかけなければならない事になりました。またWEB上のMANO a MANOは紙媒体のときと同じ紙面構成(PDF仕様)になっており一覧性は維持されていますがスマホなどの小さな画面では読みにくい面もあり今後改正が必要かもしれません。また、MANO a MANOは従来のようにパスワードを持った会員のみへ、法人から会員、あるいは会員間の情報交換、共有化のツールから、本法人の宣伝のツールとしてHPから誰でもアクセスできるようにすることも必要かもしれません。MANO a MANOは本法人活動の唯一の情報手段であり200号を契機に全てのHP訪問者に開かれたものになることが、本法人には必要と考えています。臨床糖尿病支援ネットワーク