ブックタイトル会報2020年2月

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会報2020年2月

Page 12第200号《特別号》令和2年2月発行報告第20回糖尿病予防講演会日時:令和元年9月28日(土)場所:ルミエール府中[当法人代表理事]イムス三芳総合病院貴田岡正史[医師]藤原先生植木先生第20回糖尿病予防講演会が2019年9月28日(土)にルミエール府中コンベンションホール飛鳥で開催された。スローカロリーダイエットと時間栄養学―生活の質と食事療法のあらたな関係―というテーマで緑風荘病院管理栄養士の藤原恵子先生と東京医科大学名誉教授植木彬夫先生が講演を行った。藤原先生の講演は食べ方の工夫の一つとして乳和食について触れられ、参加者が会場から帰ってすぐに役立てる、日常食生活の賢い知恵袋となるとても印象深い内容で好評であった。この講演とリンクする形で休憩時間を中心に参加者が乳和食の試食できるイベントを開催した。乳和食の試食は同会場併設の調理実習室を利用して3つの大学所属の女子大生8人からなるボランティアと緑風荘病院の管理栄養士の鈴木先生が担当して調理と試食提供を実施した。植木先生の講演の基本は「カロリー制限」「糖質制限」などのような食事に制限を求めるのではなく、どうしたら食べたいものを、血糖を上げることなく摂取することができるのかをわかりやすく解説された。そのメカニズムと食べ方の実例、実際の血糖の動きを提示することで聴衆の興味を引きつけ、実生活の食生活を豊かにしながら、健康に寄り添う日々の暮らし方の実現を可能にするものであった。結果的に参加者は250名と大盛況であり、講演タイトルが求心力を持っていたことと講演内容に沿った試食会など体験型の要素を加味したことが有効であったと評価できる。食品展示(サンプル提供)も大変好評であり、市民向け講演会の一つのあり方が示された。「時間栄養学と生活習慣」、目から鱗です。もう一度聞きたい思いました。摂取した炭水化物が体内でどのように働くかわかりやすく良かった。食事の仕方、順序等具体的に知ることができ、非常に役に立つと思いました。和食に牛乳を加えるだけで簡単に足りないものが補充されるので、実践しやすいと思いました。人にも勧めたいと思います。乳和食の試食と、レシピがあってとてもよかったです。さっそく豚汁でミルク味噌を使ってみたいと思いました。大変わかりやすく興味深く聞かせていただきました。DM治療も以前とは指導方法が変わっていくこともわかりました。これからの指導に生かしていきたいと思います。読んで単位を獲得しよう答え2,4下記の解説をよく読みましょう。(問題は1ページにあります。)解説1.×前熟考期は問題を抱えているという事実に抵抗や否定をしているステージ。2.○熟考期は自己の問題に気づき、問題の原因と解決法を理解しようとするステージ。3.×準備期は行動を変化させる前の最後の調整を行っているステージ。4.○行動期は準備してきたことを、望ましい水準で行動するステージ。5.×維持期は望ましい水準で行動を継続しているステージ。意識していないとライフイベントなどによる一時的なつまずきや再発が起こる可能性がある。準備期以前は思考変化への援助が重要。問題を意識化すること、感情に気づく事、自分や環境との関係を見直すこと、決断することなど感情の変化を促進させる技法が有用。行動開始以降は、再発のきっかけになるものを避ける。望ましい行動をしたときは褒美を与えるなど行動学的方法が役立つ。臨床糖尿病支援ネットワーク