ブックタイトル会報2019年12月

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会報2019年12月

Page 2第198号令和元年12月発行報告平成29年度西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)第45回糖尿病連絡会日時:令和元年7月24日(水)場所:公駒立沢昭女和子病大院学八木先生鷲尾先生7月24日(水)公立昭和病院2F講堂において、第45回糖尿病連絡会が開催されました。当日は医師・コメディカルを含め、33名の参加で盛況に終了することができました。今回は「糖尿病における眼科的合併症の重症化予防」をテーマに、多摩北部医療センター藤田寛子先生に司会進行をして頂きました。八木メディカルクリニック院長八木知佳先生より、ミニレクチャー1として、「当院における糖尿病合併症進展阻止の取り組み(内科的見地からの眼合併症重症化予防について)」について、糖尿病合併症の概要から糖尿病網膜症所見の見方、眼科との連携のポイントや北多摩北部保健医療圏における糖尿病ネットワーク委員会について、ご講演頂きました。また特別講演では、公立昭和病院眼科鷲尾紀章先生より、「糖尿病と関連する眼科診療~より良い糖尿病内科眼科連携に向けて~」について、内科疾患(特に糖尿病)と関連する眼科疾患や、眼科治療について動画も交えてご講演頂きました。内科・眼科それぞれの単独診療では合併症などの管理が十分にできない場合もあることから、内科・眼科間の連携の重要性についてもご講演頂き、ご参加頂いた先生方からも医療連携・疾患管理等に関する多くのご質問やご意見が寄せられました。報告西東京CSII普及啓発プロジェクト第17回研修会日時:令和元年7月30日(火)場所:立川相互病院横講堂[当法人会員]高村内科クリニック名嘉真香小里[看護師]24時間連続でインスリンを自動注入できるCSIIと24時間連続して血糖変動傾向がみられるSAPが登場して、特に1型糖尿病の治療は改善しました。また患者さん自身が血糖変動を随時確認できるうえ、高血糖、低血糖の予測アラームや、低血糖時には自動でインスリン注入を停止する機能も搭載されQOLの向上に役立っていると考えられます。また血糖ではなく皮下の間質液のブドウ糖濃度とはいえ患者さんがリアルタイムで血糖変動がわかるLibreの登場も糖尿病治療の変化を助けるものとなりました。しかし私たちの療養指導はどうでしょうか?SAP、Libreから得られる多くの情報をうまく活用できているでしょうか?多くのレポートは患者さんに説明できているのでしょうか?そんな日常の悩みを解消していただけるような内容のお話でした。SAP、Libreレポートの読み方、療養指導の実際について、金重勝博先生、一神秀介先生、宮城調司先生、菅原加奈美先生からお話が聞けました。どのようにレポートを活用し、どんな療養指導が行われているのかを実際の症例を使ってお話していただきました。レポートの上手な活用と同時に、Libreの統一した指導の必要性など新たな課題も見え、とても学びになる会でした。臨床糖尿病支援ネットワーク