ブックタイトル会報2019年11月

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会報2019年11月

第197号 令和元年11月発行 Page 7臨床糖尿病支援ネットワーク答え 4,5 下記の解説をよく読みましょう。 (問題は1ページにあります。)解説1.○2.○3.○4.× SMBG較正が不要な機種もある。5.× CGMは皮下の組織間質液中のグルコース濃度を連続的に測定し、血糖値に換算して記録するシステムである。読んで単位を獲得しよう9月7日・8日に札幌コンベンションセンターにおいて、第8回日本くすりと糖尿病学会学術集会が開催されました。テーマは「患者と共創る(つくる)薬物療法から自分らしく生きるために?」でした。共創とは「コ・クリエーション(Co-Creation)」の訳語として、商品開発や組織改革に関わる人達の間で使われてきた言葉ですが、多様な立場の人たちと対話しながら、新しい価値を共に創り上げていくこととして、現在は広く使われるようになっています。この言葉をテーマに使ったことからも、大会長の人柄がわかります。大会長の中野玲子先生は、札幌の糖尿病を専門とする萬田記念病院の薬局長です。今回の大会は大会長の勤務する病院が全面的に協力し、ポスター会場の一角にマンダカフェと称して医師や栄養士などの仲間が様々なショートセッションを楽しく聞かせてくれました。「ハイリスク薬としての糖尿病治療薬の安全管理」、「メディア情報の読み解き方」など、薬剤師として重要な視点を取り上げたセッションのほか、教育講演では「1型糖尿病と2型糖尿病-何が同じで何が違うのか-」、「忘れてはいけない内分泌疾患のはなし」など、重要なテーマの講演が多く、どれも興味深く聞くことができました。長年糖尿病と深く関わってきた大会長ならではの企画であったと思います。また、自己注射・SMBG体験コーナーでは硬結のモデルも置かれており、患者さんに直に触れる機会のない薬剤師からは貴重な経験であったとの感想も聞きました。予告なしに行われる「突撃!糖尿病ゲリラ教室」では驚くと共に、内容の面白さに多くの人が足を止めて聞き入っていました。ディベートセッションの「将来目指すならどちら?薬学部教授vs.薬剤部長」では、日本くすりと糖尿病学会理事長である北里大学の厚田幸一郎先生の「両方やってますが」に、会場は爆笑に包まれました。北海道という地での開催でしたが、900人を超える多数の参加者で、どの会場も活気に溢れていました。来年の学術集会は7月18・19日に大阪で開催されます。第8回日本くすりと糖尿病学会学術集会令和元年9月7日(土)~8日(日)札幌コンベンションセンター[当法人会員]東京証券業健康保険組合診療所井上 享子 [薬剤師]