ブックタイトル会報2019年11月

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会報2019年11月

Page 4 第197号 令和元年11月発行臨床糖尿病支援ネットワーク[当法人会員] 総合司会東京医科大学八王子医療センター 永田 美和 [管理栄養士]7月28日、梅雨が明けた盛夏の中、西東京糖尿病療養指導プログラム病態栄養研修会が開催されました。今回は、透析導入の原因疾患第一位である糖尿病腎症についての理解を深め、その進行を抑制できる療養指導を目指すことをテーマにプログラムを作成し開催いたしました。午前の部1では、東京医科大学 第三内科 名誉教授 植木彬夫先生より「糖尿病腎症のメカニズムと検査値の読み方」について、午前の部2では、北里大学薬学部薬物治療学3教室 講師 井上岳先生より「糖尿病の薬物療法アップデート~糖尿病腎症の進展阻止の可能性~」について、私たち管理栄養士が療養指導時に必要な基礎知識や概念、最新の情報など、詳細にわかりやすくご講演頂きました。午後の部1では、金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科学 古家大祐先生をお招きし、「糖尿病性腎臓病 保存期の食事療法」について、また、東京医科大学 腎臓内科学分野 長井美穂先生より「糖尿病腎症 腎代替期の食事療法」についてのご講演と、午後の部2では、コントラバーシ形式にて「高齢者のたんぱく制限の是非について」を両先生にご登壇いただき会場の皆さんと一緒に話し合いました。高齢者の糖尿病腎症の食事療法については、まだゴールデンスタンダードは確立されておらず明確な回答はない現状がありました。現時点においては、患者さん個々に応じた食事療法を適正に行うことが必要であり、各々の先生よりそのためのヒントを得ることができたのではないかと思いました。2019年度 西東京糖尿病療養指導プログラム報告日時:令和元年7月28日(日)場所:北里大学第16回 西東京病態栄養研修会腎症について知りたいことが多くあり、今回のセミナーでたくさんのお話を伺う事ができて大変参考になりました。たんぱく制限食について、メオチニンのところが知れてよかった。栄養研修会はとても得るものが多く有意義でした。実際の患者さんの指導や状況もわかり良かったです。基本的な部分の説明があり、理解が深まりました。なかなか日常の中で学ぶ時間がないので、新しい情報の話は大変意義があります。ありがとうございました。現場で携わる内容には腎の専門的な症例はもっていないので自身の経験と照らす部分はなかったが腎の基礎から指針の知見まで勉強できてよかった。腎症の蛋白制限の改定について、今後すぐに参考にできて仕事に役立てることができると思いました。植木先生井上先生長井先生 古家先生