ブックタイトル会報2019年11月

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会報2019年11月

Page 2 第197号 令和元年11月発行臨床糖尿病支援ネットワーク平成29年度 西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)場所:駒沢女子大学報告[当法人業務執行理事] 代表世話人 かんの内科 菅野 一男 [医師]令和元年6月1日(土)国立さくらホールにて、『第36回武蔵野糖尿病研究会』が「肝疾患とGLP-1受容体作動薬」をテーマに開催されました。基調講演は、私菅野より『肝がんを合併した2例について』と題し、糖尿病に高頻度で合併するNAFLDやNASHから進展する肝臓がんについて、その発症因子、そしてNAFLD、NASHへ有効な治療薬としてGLP-1受容体作動薬とSGLT-2阻害薬が体重減量効果と、肝線維化進展抑制の可能性を秘めた治療として2例の実症例を交え紹介致しました。特別講演は、武蔵野赤十字病院 消化器科 部長 黒崎 雅之先生より『糖尿病に合併しやすい消化器疾患~非アルコール性脂肪肝・肝がんから膵がんまで~』と題し、肝疾患の種類と、それぞれの疾患の特徴に疫学、スクリーニング方法や治療法を解説頂きました。黒崎先生からのメッセージとして、糖尿病と肝疾患は密接に絡み合っており、糖尿病治療薬としてのSGLT-2阻害薬やGLP-1受容体作動薬が肝疾患にも有益な治療薬となり得る上、早期発見が困難である消化器疾患を糖尿病診療においていかに早期発見する事が大事かを切実に問うて頂きました。当日は医師、看護師、薬剤師、栄養士等、様々な職種の先生方合わせて39名がご参加された上、質疑応答でも活発な意見交換がなされ、大変有意義な会となりました。なお、次回第37回武蔵野糖尿病研究会は2019年12月14日(土)三鷹産業プラザにて開催致します。テーマは『血糖変動』と題し、基調講演を私菅野が務め、特別講演に東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授 西村理明先生をお招き致します。皆様のご参加をお待ちしております。30第36回武蔵野糖尿病研究会[当法人会員] 実行委員 杏林大学医学部付属病院 鈴木 光一 [臨床検査技師]6月29日(土)に「西東京CDEの会 第18会例会」が府中市立中央文化センターひばりホールにて開催されました。今回のテーマは「糖尿病の在宅支援を考える」ということで、密度の濃い内容となりました。第一部基調講演は東京都多摩府中保健所 歯科保健担当課長 五十里一秋先生に「超高齢社会と 在宅療養 CDEの役割と課題」と題し、特に多摩地域の高齢者糖尿病患者の実際を数値化して、今後の課題とCDEはどのように地域で活躍していけばよいか、をご講演いただきました。「病院と在宅支援の職種が病院と在宅の特性を相互に理解し、地域の高齢者の生活を支えていく時代がきている。」と締めくくられました。第二部カテゴリー発表は、1.管理栄養士 和田先生から、サルコペニア・フレイル・ロコモティブシンドローム対策、摂食嚥下障害を中心にこれから何ができるのか、2.薬剤師 宮前先生から、薬物療法を継続していく現状と課題について、3.看護師 下田先生から、生活習慣病予防や重症化予防において関わる現状と課題について、4.臨床検査技師 鈴木から、技師から見た在宅介護の現状と小型化された装置などを使った検査が現場で活躍する展望を、5. 理学療法士 水谷先生から、在宅での具体的な運動指導を受ける機会が少ないという現状と展望について示していただきました。第三部モバイルdeアンサーでは「地域・在宅でCDEとして何ができるか?」と題し、ディスカッションを行いました。少人数でも多くの質問が出て、充実した例会となりました。西東京CDEの会 第18回例会報告日時:令和元年6月29日(土)場所:府中市立ひばりホール日時:令和元年6月1日(土)場所:国立市商業協同組合さくらホール菅野先生五十里先生