ブックタイトル会報2019年6月193号

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会報2019年6月193号

Page 4 第192号 令和元年6月発行臨床糖尿病支援ネットワーク2月20日(水) 公立昭和病院 2F 講堂において、第44回糖尿病連絡会が開催されました。当日は医師・コメディカルを含め、34名の参加で盛況に終了することができました。今回は「血糖の日内変動を考慮した薬物治療の検討」をテーマに、はるクリニック 院長 岩﨑 晴美先生に司会進行をして頂きました。公立昭和病院 臨床検査科 科長 櫻井 勉先生より、ミニレクチャー①として、「自己血糖測定の実施、考え方の基本」について、自己血糖測定の適応や注意点について、実機によるデモンストレーションも活用頂き、ご講演頂きました。また池田内科医院 院長 池田 吉昭先生より、ミニレクチャー②として、「簡易型自己血糖モニタリングシステム(FGM)フリースタイルリブレの使用経験~リアルタイムに血糖が分かることで患者さんの意識・行動がどのように変わったか~」について、患者さんへFGMを導入した際の実際の意識・行動変容をご紹介頂き、患者さんにとってのFGM有用性についてご講演頂きました。特別講演では、東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 教授 西村 理明先生より、SGLT2阻害薬時代に入りつつある糖尿病治療の最適化~CGMの知見も含めて~」についてご講演頂きました。CGM・FGMの変遷や臨床活用する際の利点や注意点、対処方法について具体的に紹介頂くとともに、日内変動を踏まえ、各種糖尿病治療薬をどのように活用すべきか、自験例も踏まえ分り易くご講演頂きました。[当法人評議員] 大和調剤センター 森 貴幸 [薬剤師]2019年3月6日水曜日、立川市女性総合センターアイム・ホールにて一般社団法人臨床糖尿病支援ネットワーク 糖尿病災害対策委員会 第7回医療者向けセミナーを、メインテーマ「大震災を通じて考えよう~東日本大震災を振り返る~」として行いましたのでご報告いたします。講演として南三陸さんさん商店街にある写真館さりょうスタジオのカメラマン佐藤 信一先生をお招きして震災前から被災、津波襲来、震災後、復興半ばの様子を、写真を見せていただきながらその時の気持ちや考えていたことなどを話してくださいました。写真家としてではなくこのすさまじい状態を伝えていくために写真を撮り続けたと聞いて芯の強い方でありますが、苦しかったのではと思いました。今回の講演は参加者に心響くものがあったのではないかと思います。パネルディスカッションでは宮川先生、小林先生を座長に佐藤先生、辻野先生、岡崎先生、波田先生、金子先生で行いました。それぞれの立場から5分ずつ発表していただきました。東京で大規模災害が起きた時の備えについて発表がありました。準備をしていくことの大切さ、そして準備していても失われていく命があることを再確認できたと思います。佐藤先生から風化させないことが使命である、と教えていただきました。MANO a MANOをお読みの皆さん、災害は防ぐことはできません。災害に備え減災できる努力を続けていくことが重要であると考えます。第44回糖尿病連絡会報告日時:平成31年2月20日(水)場所:公立昭和病院 講堂糖尿病災害対策委員会 第7回医療者向けセミナー報告日時:平成31年3月6日(水)場所:立川市女性総合センターアイム岩﨑先生西村先生