ブックタイトル会報2019年6月193号

ページ
2/8

このページは 会報2019年6月193号 の電子ブックに掲載されている2ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

会報2019年6月193号

Page 2 第192号 令和元年6月発行臨床糖尿病支援ネットワーク平成29年度 西東京糖尿病療養 指導プログラム日 時:平成29年7月9日(日)報告 場所:駒沢女子大学[当法人会員] きよせの森コミュニティクリニック 塚本 万理子 [看護師]看護師は、患者さん一人ひとりの「生きるさま」に寄り添うことができます。人生を左右することもあるため、重要な役割を担うにふさわしくありたいものです。「糖尿病看護を語る会」は、先人の想いや体験談、患者さんと向き合う姿勢を、膝をつき合せて語り合うような雰囲気で学ぶことを目的に発足しました。これまで、現役生活60年の堀口ハル子先生をはじめ、杉田和枝先生、森小津恵先生ほか著名な先生方にご講演頂きました。基調講演以外にも、毎回教科書では学べない感動があります。また、患者さんの本音を生の声で聴けることが好評です。第7回は、渡部一美先生より「看護師の視点から栄養指導を考える」というテーマでご講演頂きました。食べることそのものが嫌になったご家族をみて「もっと何かできるのでは」と考え、管理栄養士に加えて看護師になられたそうです。行動変容ステージモデルを活用されたきめ細やかな療養支援を学びました。一方、Nさんは「糖尿病の気がある」とご家族へ説明し続けてこられた方です。「はっきり言われるより、逃げ道があるように思いたい」「家族であっても皆の前で『糖尿病なのよ』と言われると防衛本能がわく」と話されました。カロリーオーバーの時は運動療法をとり入れ、良好なコントロールを維持されていました。患者さんの本音だけではなく、ご家族の声も聴くことができ、とても有意義な時間でした。今後の研修に是非ご参加ください。第370回糖尿 病看護を語る会[当法人業務執行理事] かんの内科 菅野 一男 [医師]平成31年2月2日(土)に国立市商業協同組合さくらホールにて、第9回薬剤師糖尿病指導研究会が開催されました。今回のテーマは「指先血糖測定(SMBG)から持続皮下糖濃度測定(CGM・FGM)への最新の話題~FGMを触ってみよう~」でした。第Ⅰ部では、北里大学北里研究所病院 井上 岳先生より、「FGMってなぁに? ~FGMを触ってみよう!~」としてFreeStyle Libreの装着方法やデータの見方を実際にデモ器を用いながら実演して頂きました。参加者にもデモ器に触れてもらい、詳細な使用方法などを確認して頂きました。第Ⅱ部では、高村内科クリニック 植木 彬夫先生より、「FGMの特性と糖の見える化がもたらしたもの」と題してご講演頂きました。FGMを使用した患者さんが自分自身で食行動・運動行動・薬物治療が良い方向に行動変容していき、結果として低血糖や高血糖を減らすことでHbA1c・体重を低下させ、意識強化することが出来るというデータをご紹介頂きました。同じものを食べても、食べ方によって血糖値の上昇幅が変化することや、1型糖尿病患者さんへのSGLT2使用のデータなど最新の知見もご教示頂きました。当会は35名の方々にご参加頂き、話題となっているFGMについて実技を含め、活用方法を学ぶ研究会となりました。次回第10 回は2020年2月に開催予定ですので、ご興味のある方は是非ご参加ください!報告 第9回薬剤師糖尿病指導研究会 日時:平成31年2月2日(土)場所:国立市商業協同組合さくらホール日時:平成31年2月2日(土)場所:国分寺労政会館