ブックタイトル会報2019年4月190号

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会報2019年4月190号

第190号 平成31年4月発行 Page 3臨床糖尿病支援ネットワーク答え 2,3 下記の解説をよく読みましょう。 (問題は1ページにあります。)解説 運動療法は糖尿病治療の大きな柱の一つである。運動によりHDL-Cは上昇することが知られている。またそのインスリン改善効果は2,3日後から低下し始め、1週間前後で消失するといわれている。指導する際には有酸素運動ではVO2Maxの50%程度(40~60%)を目標とする。読んで単位を獲得しよう埼玉医科大学 野田光彦先生を会長に234演題が9会場に分かれ発表されました。地方会の特徴は症例報告が多いことだと思います。珍しい糖尿病合併症として抄録集の中から抜粋すると、糖尿病性乳腺症(2型DM患者のインスリン治療で乳腺のしこりが高濃度乳腺となりやすい)やHamman症候群(縦隔気腫を合併した糖尿病ケトアシドーシス)がありました。また意味性認知症(前頭側頭葉変性症の中の1つ)の報告でHDS-R(長谷川式スケール20点以下は認知症疑い)は23点だがインスリン自己管理ができなくなり行動障害がみられたそうです。興味深いが会場に行けなかったセッションが米国糖尿病学会や欧州糖尿病学会のように日本でもWebで聴講出来るようになることを希望します。川井クリニック(茨城県)の「高尿比重2型糖尿病患者への水分摂取状況調査」では脳梗塞等のリスク回避のための指導がすばらしく、発表はMedical Staff Awardを受賞しました。コーヒー・紅茶の摂取は多いが水は少ないと脳梗塞などの発症リスクとなるため改善が必要だそうです。1型糖尿病の講演では50%に甲状腺疾患が存在するとのことです。改めて当院の甲状腺機能異常合併1型糖尿病患者さん複数を思い浮かべましたが、実はもっと多いのかもしれません。当院からは65才以上2型糖尿病患者のサルコペニア(骨格筋量と骨格筋力の低下)・フレイル(虚弱)の調査報告をしました。199人中6割に四肢骨格筋肉量(SMI)減少が認められ、握力は男性の26%が26kg未満でした。個人差は大きいので、筋力低下の有無を認識し、運動に励むことを適正な食事摂取と平行して指導することが大切と思います。CGM、FGM関連発表では1症例の報告が多く、多症例での検討は少数でした。今年は糖尿病学会学術評議員改選が行われました。5月の学術集会総会から新しいメンバーとなります。評議員会では海老名総合病院大森安恵先生から「『妊娠糖尿病』セッションに1型糖尿病患者の妊娠演題がある、糖尿病合併妊娠とは区別すべき」との発言がありました。『妊娠と糖尿病』にセッション名が変更されたと事務局から説明されましたが、大森先生は地方会開場1番に入られたため変更のコピー紙を受け取っていなかったのです。いつも元気に発言なさる素晴らしい先生です。前回の新潟は初めて日本海側での開催で演題数は例年以上に多かったのですが来場者が5割減だったそうです。開催前の週に大雪があり交通機関が麻痺した事も関係していたのでしょう。次々回の地方会会長は東邦大学弘世貴久先生に決まりました。第56回関東甲信越地方会平成31年1月26日(土)パシフィコ横浜[当法人会員] 加藤内科クリニック加藤 則子 [管理栄養士]平成31年2月17日(日)東京経済大学において、『第19回西東京糖尿病療養指導士認定試験』が行われました。今回は98人が受験し、84人が見事に合格されました。合格者には3月に合格通知を発送しております。西東京糖尿病療養指導士としての門出を祝し、4月2日(火)立川市女性総合センターアイムにて認定式を執り行いますので、合格者の方々は是非ともご出席くださいますようお願い申し上げます。第19回 西東京糖尿病療養指導士認定式開催日:2019年4月2日(火)19:00~21:00場 所:立川市女性総合センターアイム1階 ホール(JR立川駅南口徒歩5分)平成29年度 西東京糖尿病療養指導プログラム日時:平成29年7月9日(日)場所:駒沢女子大学報告一般社団法人 臨床糖尿病支援ネットワーク 第19回 西東京糖尿病療養指導士認定試験日時:平成31年2月17日(日)場所:東京経済大学