ブックタイトル会報2019年4月190号

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会報2019年4月190号

Page 2 第190号 平成31年4月発行臨床糖尿病支援ネットワーク平成29年度 西東京糖尿病療養指導プログラム日 時:平成29年7月9日(日)報告 臨床糖尿病支援ネットワーク 第64回例会 場所:駒沢女子大学 日時:平成30年12月1日(土)場所:国分寺市立いずみホール[当法人理事] 当番幹事 すみとも内分泌クリニック 住友 秀孝 [医師]2018年12月1日国分寺市立いずみホールにて第64回一般社団法人臨床糖尿病支援ネットワーク例会が開催されました。第1部では、当方より企画委員会報告(若手医師リクルートのためのDM寺子屋2シーズン目の活動・LCDE薬剤支部会による既往妊娠糖尿病を考える会の取り組み・多職種による在宅糖尿病支援マニュアル作成)について報告しました。後者2つは次年度より重点プロジェクトに変更されます。熊倉医院 熊倉淳先生より、「残薬ワーキンググループの現状と展望」についてご報告頂き、多変量解析にて薬剤管理を誰が実施しているか、メンタル疾患の有無に有意差を認め、2019年5月糖尿病学会総会にて報告予定です。多摩センタークリニックみらい 藤井仁美先生より、「西東京療養指導士初級講座の現状と展望」についてご報告頂き、高齢糖尿病患者さんの療養に関わる介護職の重要性・必要性が益々増してゆく事、医療・福祉・介護分野のシームレスな連携構築には、まだまだ時間が必要との事です。2025~2035年問題を踏まえた高齢者糖尿病医療への継続した取り組みの重要性が認識されました。第2部では、今回のメインテーマ「人生100年時代のフレイル・サルコペニア対策~今こそ考えよう!西東京地区だからできるチームアプローチ~」に沿い、青梅市立総合病院内分泌・糖尿病科 足立淳一郎先生に「フレイルとサルコペニア 押さえておきたいポイント」について基調講演されました。大変わかりやすいスライドを提示して頂き、コメディカル会員の更なる理解が深まったと思われます。カテゴリー発表では、看護師の立場から武蔵村山病院 小栁貴子先生に「病院内電子カルテを使用した口腔ケア評価・高齢入院患者さんを支える高齢者によるボランティア活動について」、理学療法士の立場から立川相互病院 長谷部翼先生に「サルコペニアと廃用性筋萎縮の差異、フレイル・サルコペニア患者さんへのレジスタンス運動の有効性」、管理栄養士の立場から駒沢女子大学健康栄養学科 西村一宏先生に「高齢者の~適糖~な食事療法の重要性、まず総エネルギー摂取量を考慮」、薬剤師の立場から大和調剤センター森貴幸先生に「薬局から見える患者さんのフレイルとその対応」についてご講演頂きました。その後パネルディスカッションに移り、各職種の勤務現場からみえる現状と、職種を超えた取り組みの必要性、また、医療者のみならず地域住民の皆さんを巻き込んだ「共助」の重要性が認識されました。各演者の先生方・長時間にわたる例会にご参加頂きました会員の皆様に厚く御礼申し上げます。異なる職種の先生方からの知識や現場のお話が聞けて大変参考になりました。小栁先生のお話がとても感動しました。看護の視点を現場でも生かしていきます。患者さんの高齢化が進んでいて認知症の方も増えているように思います。今回のテーマは高齢化に対しての対応の仕方の参考になりました。今回の他職種のパネルディスカッションは大変勉強になりました。メタボリックシンドローム→プレフレイル、フレイルへの過渡期についての診断が興味深かった。患者個々について注意深く観察する事の重要性を知ることができた。高齢者糖尿病の問題に関心があり、参加させていただきましたが、これからの重要な課題であることがわかり参考になりました。運動、食事に関する効果的な方法について、今後も情報交換が必要と感じました。バランスを整え、適正エネルギーを摂ること、スローカロリーの糖質を活用する事、乳和食の話などとても勉強になりました。足立医師の講演はとても分かりやすく良かったです。ありがとうございました。熊倉先生 藤井先生 足立先生