ブックタイトル2019年3月号

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概要

2019年3月号

第189号 平成31年3月発行 Page 3臨床糖尿病支援ネットワーク答え 3,4 下記の解説をよく読みましょう。 (問題は1ページにあります。)解説1.5.× フレイルとは、高齢期に生理的予備能力が低下した状態。身体的問題のみならず、認知機能低下やうつなどの精神心理的問題、独居・経済的困窮などの社会問題も含んでいる。2. × サルコペニアとは、加齢とともに生じる骨格筋の質的・量的低下を特徴とし、耐糖能を低下させ、糖尿病発症を助長する。読んで単位を獲得しよう今学会では3日目のシンポジウム「専門管理栄養士の現状と展望」と招待講演「介護をめぐる課題と展望」にて、現在日本が直面している少子高齢化や社会保障制度(年金、医療、介護など)などの問題と、その問題に対して糖尿病病態栄養専門管理栄養士に何が求められているのかを学ぶことができたのでご報告させていただきます。まず少子化対策は国をあげて取り組んでいますが、効果が現れるのは何年も先になるとのことでした。高齢化については2025年問題・2040年問題があります。2025年問題は団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になり、2040年問題は団塊の世代が90歳以上になり、生産人口(15?65歳)の減少も加速し、高齢者人口の割合が増えることで医療・介護費用の増大や年金受給額の減少などが懸念されています。これによって増税や外国人労働者の雇用、単純作業のIT化、高齢者の労働拡大、定年制度の年齢引き上げなどの対策が検討されているそうです。医療の現場では高齢化に伴って、患者の疾患が複雑なものになっていることや、医学の進歩により治療が複雑化していることが、医療費の増大や、人手不足などの問題を引き起こしています。そのような背景がある中で専門職に期待されることは、「卓越した技術と知識を習得し複雑で困難な問題を解決できる能力」という、各分野に特化した力を身に着けることでした。そこで病態栄養学会では、糖尿病・腎臓病・癌に対する専門管理栄養士の認定制度を設けており、自己研鑚だけでなく、後輩の育成などにいかしてほしいということでした。今後はますます各専門職がより専門性に特化し、質の高い多職種共同チーム医療が求められます。私もその一員として活躍していくために、専門性に特化した管理栄養士を目指し、そして医療の進歩に遅れることがないよう学んでいきたいです。第22回日本病態栄養学会年次学術集会平成31年1月11日(金)~13日(日)パシフィコ横浜[当法人会員] 東大和病院附属セントラルクリニック原島 健太 [管理栄養士]《 2019年度年会費をご納入されていない方はお急ぎください》2019年度年会費は、ご自身のマイページの「年会費納入のお願い」より、ご納入いただけます。会員継続される方は、ご自身のマイページにアクセスいただき、3月31日までにご納入をお願いいたします。事務局からのお知らせ事務局へのお問い合わせは当法人ホームページで常時受付けております。ご返答にはお時間をいただくことがございますが、順次対応させていただきます。お急ぎの方は平日の10:00~12:00 / 13:00~16:00にお電話くださいますようお願いいたします。