ブックタイトル2019年3月号

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概要

2019年3月号

Page 2 第189号 平成31年3月発行臨床糖尿病支援ネットワーク平成29年度 西東京糖尿病療養指導プログラム日 時:平成29年7月9日(日)報告 西東京CSII普及啓発プロジェクト 第15回研修会 場所:駒沢女子大学 日時:平成30年11月20日(火)場所:立川相互病院横 講堂[当法人会員] 八王子糖尿病内科クリニック 山本 直之 [医師]平成30年11月20日(火)立川相互病院講堂にて開催されました。今回は「CSII/FGM/CGMの現状」をテーマとしてまずテルモ株式会社から、日本初のパッチ式インスリンポンプ「メディセーフウィズ」について説明を受けました。チューブが無く、直接お腹に貼るタイプのインスリンポンプのため、チューブがネックでCSII導入をためらっていた方などの期待が高まります。現時点では今年発売予定とのことです。続いて、熊本県からお招きした八代中央クリニックの大石史弘先生から「ミニメド・SAP療法の経験」と題し、ご自身のSAP療法のご経験についてお話し頂きました。ご自身の経験のみならず、日常でCSIIの患者さんの診療もされているため、臨床に役立つ大変深いお話を解りやすく伺うことができました。最後に杏林大学・近藤医院の近藤琢磨先生から「アボット・フリースタイルリブレの使用経験」についてお話し頂きました。リブレは患者さんがリアルタイムにセンサーグルコース値を知ることができるため、発売当初から急速に普及しましたが、近藤先生の多くの経験を基にそのメリットとデメリットについてお話し頂きました。ここ数年は様々な新機種が発売されているCSII/FGM/CGM界隈ですが、これからも続々と発売される予定があり、それらの情報を得ることができ、大変役に立つ会となりました。平成29年度 西東京糖尿病療養指導プログラム日 時:平成29年7月9日(日)報告 第22回西東京糖尿病心理と医療研究会 場所:駒沢女子大学 日時:平成30年11月17日(土)場所:国立市商業協同組合さくらホール[当法人理事] 朝比奈クリニック 朝比奈 崇介 [医師]去る平成30年11月17日国立市商業協同組合さくらホールで天理よろず相談所病院の北谷真子先生と奈良大学臨床心理クリニックの森崎志麻先生をお招きして第22回西東京糖尿病心理と医療研究会が開催された。今回も前回に引き続き北谷先生がファシリテーターになり「糖尿病医療学的症例検討会」を行った。これは演者に医療者と患者の関わりを詳しく発表してもらい、聴衆がそれに対する感想や意見などを数人一組になってディスカッションを行い、それを発表するというワークショップ形式の検討会である。今回は「網膜症が進行し、自宅受け入れ困難になった患者との関わり」というタイトルで 武蔵村山病院の認定看護師の小栁貴子先生に症例を提示して頂いた。今回は患者さん本人との関わりだけでなく、本人の家族や親戚、果ては訪問看護師、ヘルパーなどの社会状況をバランスよく見ながら調整役として看護師が奮闘する話を通し、演者の反省や葛藤を紹介して下さった。第2部は「糖尿病患者のこころを見立て、支える」というタイトルで森崎先生から講演を頂いた。医療者は糖尿病者の生きる在り様(being)を眼差しながら療養行動(doing)に関わる。糖尿病者が創造的に生きる心理的テーマを医療者が見立てることは医療者もまた糖尿病者との間で創造的に生きることを意味するというお話を頂いた。また来年の秋にも糖尿病医療学的検討会を中心に据えた第23回心理の会が開催されることになった。またその時にも今回のような大勢の参加者と共に白熱した議論を行いたいものである。北谷先生 朝比奈先生