ブックタイトル2019年2月号

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概要

2019年2月号

第188号 平成31年2月発行 Page 3臨床糖尿病支援ネットワーク答え 2,5 下記の解説をよく読みましょう。 (問題は1ページにあります。)解説1. × 血糖値のみ「糖尿病型」でも、確実な糖尿病網膜症があれば初回検査でも糖尿病と診断できる。「糖尿病型」の判定には網膜症の有無は含まれていない。2. ○ 早朝空腹時血糖値≧126mg/dLは「糖尿病型」である。3. × 随時血糖値≧200mg/dLが「糖尿病型」である。4. × HbA1c≧6.5%が「糖尿病型」である。5. ○ 75gOGTT負荷後2時間血糖値140~199 mg/dLは「境界型」である。読んで単位を獲得しよう今年度の両学会の合同開催は、合併症学会は東邦大学医療センター大橋病院 柴 輝男会長、眼学会は埼玉医科大学 島田 朗会長の下、赤坂の都市センターホテル、東京ガーデンテラス、JA共済ビルで10月19日(金)、20日(土)の2日間にわたって開催されました。メインテーマは「余病は雲烟過眼と?合併症が雲やかすみのように消え去る未来へ?」という夢のある魅力的なタイトルでした。19日(金)の午前中は、合併症学会シンポジウム1として、糖尿病合併症としての臓器障害?克服に向けて?が設けられていました。私自身は、ワークショップ9:患者教育・チーム医療1の座長を仰せつかりました。合併症学会のワークショップは、通常より長めの時間設定で、各演題をじっくり拝聴し、また余裕を持って討論することができ、充実した内容でした。東京大学医学部栄養治療部の長谷川 陽子先生からは「糖尿病患者における食の多様性と肥満の関連」という発表があり、食の多様性が増すほど、肥満度が低下するという興味深い内容でした。一般的に果物の摂取は肥満を招きやすいように思われますが、今回の発表では、肥満度と逆の相関が示されました。ランチョンセミナー7では、東京医科歯科大学 糖尿病・内分泌・代謝内科の山田 哲也教授に座長をしていただき、「仲間をふやす、連携の輪をひろげる糖尿病診療をめざして」というタイトルで不肖、私がお話をさせていただく機会をいただきました。多摩地区における当社団法人による糖尿病災害対策の取組についてもしっかりと紹介させていただきました。午後には、眼学会教育セミナーとして、「様々な視点からの糖尿病網膜症診療」でも最新の網膜症、黄斑症に対する治療の紹介があり、内科にとっても勉強になる内容でした。また、イブニングセミナー2は埼玉医科大学小児科の菊池 透先生からの「小児糖尿病患者がスムーズに成人診療へ移行するための取り組み」の講演も興味深かったです。現在、当院では、小児総合医療センター内分泌代謝科の長谷川 行洋先生にもご指導をいただきながら、移行期医療に取り組んでおり、このテーマは今後、多摩地区でも重要になっていくと考えております。20日(土)の午前は、当院の林 瑠理子先生から、「骨髄炎との鑑別に難渋した蜂窩織炎合併シャルコー骨関節症の1例」の発表がありました。その後、ランチョンセミナー22は、福岡大学 野見山 崇先生の「糖尿病治療薬のトリセツ?未来を護るベスト・チョイス?」を聴講しました。同名の著書が出版されており、講演も楽しい、判りやすい内容でした。午後は、東京医科大学八王子医療センターの大野 敦先生の「糖尿病患者における脂質異常症の管理方針に関するアンケート調査」のご発表がありました。秋も半ばを過ぎたとはいえ、比較的暖かな気候にも助けられ、実りある2日間となりました。第33回日本糖尿病合併症学会平成30年10月19日(金)~20日(土)都市センターホテル 他[当法人理事]東京都立多摩総合医療センター辻野 元祥 [医師]《 2019年度年会費のご納入をお願いいたします 》2019年度年会費は、ご自身のマイページの「年会費納入のお願い」より、ご納入いただけます。会員継続される方は、3月31日までにご納入をお願いいたします。事務局からのお知らせ事務局へのお問い合わせは当法人ホームページで常時受付けております。ご返答にはお時間をいただくことがございますが、順次対応させていただきます。お急ぎの方は平日の10:00~12:00 / 13:00~16:00にお電話くださいますようお願いいたします。