ブックタイトル2019年1月号

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概要

2019年1月号

Page 6 第187号 平成31年1月発行臨床糖尿病支援ネットワーク平成30年10月13日(土)国立さくらホールにて、『第35回武蔵野糖尿病研究会』が「訪問看護とGLP-1受容体作動薬」をテーマに開催されました。基調講演は、武蔵野赤十字訪問看護ステーションの豊島 麻美先生より「高齢糖尿病患者の在宅療養支援・連携の重要性~患者という視点から生活者という視点へのシフト~」について外来の看護経験から在宅療養支援・医療連携についてご紹介いただきました。実際に豊島先生が武蔵野赤十字病院の外来から訪問看護に移行しながら現在も共に歩んでいる患者さんの病態、生活、薬物治療等、具体的な内容を交えながら患者さんへの介入について詳しくお話をいただきました。特別講演は、順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学 教授 綿田 裕孝先生より「GLP-1受容体作動薬はどのように糖尿病治療の進歩に貢献するか?」について、糖尿病患者の疫学、大規模臨床試験をお示しいただきながら、糖尿病の様々なリスク因子、糖尿病治療の歴史、今回のテーマでもあるGLP-1ホルモンの紹介からGLP-1受容体作動薬の効果・安全性をご紹介いただきました。先生からのメッセージは1000万通りの個別化医療 遺伝・病態・併存疾患のみではなく、生活様式・ライフスタイル・個人の価値観を重視して医療を選択することが重要とまとめていただきました。当日は45名の先生方にご参加いただき、質疑応答でも熱心な意見交換がされ、大変有意義な会となりました。第35回武蔵野糖尿病研究会報告日時:平成30年10月13日(土)場所:国立市商業協同組合さくらホール平成30年10月14日(日)に立川相互病院にて、「第2回チームで学ぶ糖尿病ワークショップ」が開催されました。今年も徳島大学・黒田暁生先生をお招きして「お寿司から学ぶカーボカウント」をテーマにご講演いただきました。例年、各ご施設2名様以上の参加が条件のセミナーではございましたが、今回からはその制限をなくしたことにより、医師・看護師・栄養士等80名近くの方にご参加いただくことができました。まずご講演①の「カーボカウントの基礎」の講座では、カーボカウントをこれから勉強していこうという方にも分かりやすいカーボカウントの基本的な考え方についてご講演いただきました。ご講演②の「お寿司から学ぶカーボカウント」の講座では、カーボカウントの応用編として、お寿司にまつわるカーボカウントをご講演いただきました。最後のセッションでは、各グループで自施設における現状のカーボカウントを活用した指導状況や問題点についてディスカッションしていただき、自施設における今後のアクションプランについてまでお話をしていただきました。参加者の方からは、「今までカーボカウントに接する機会がなく、勉強しようと思ったことがなかったので、今日をきっかけに自ら勉強するようにしたい」や「多職種のワークショップは情報共有の場として有意義でした」等、肯定的なお声を多数いただき、非常に満足度の高いセミナーとなりました。第2回チームで学ぶ糖尿病ワークショップ報告日時:平成30年10月14日(日)場所:立川相互病院横 講堂