ブックタイトル2019年1月号

ページ
5/8

このページは 2019年1月号 の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

2019年1月号

第187号 平成31年1月発行 Page 5臨床糖尿病支援ネットワーク第19回糖尿病予防講演会報告日時:平成30年9月29日(日)場所:ルミエール府中糖尿病に関する新たな知識を得られました。ありがとうございます。乳和食の料理はとても参考になり、今日から実践します。大変わかりやすかったです。今までのカロリー制限からの考えから随分変化があることを知りました。食生活の話、今までの知識が間違っていたものがあり参考になりました。患者さんに解りやすい内容だったと思います。指導する立場として参考になる話題が多数あり、勉強になりました。参加させていただいて良かったです。植木先生の“時間”のお話とても面白かったです。糖質の量が同じでも血糖値の上がり方がこんなに違うのは初めて知りました。どの話も興味深く、大変勉強になりました。時間栄養学、乳和食など、今日から実践してみたい内容でした。仲良く糖尿病とつき合っていきます。[当法人理事] 実行委員長 多摩北部医療センター 藤田 寛子 [医師]2018年9月29日午後、糖尿病協会主催の第19回糖尿病予防講演会は、貴田岡正史代表理事、渥美義仁東京都糖尿病協会会長より糖尿病の現状や対策・支援活動の紹介を含め大変温かいご挨拶をいただき、 穏やかに始まった。西村先生からは高齢者では特に低血糖を避けることが重要で、そのためにもバランスよく食べること、低血糖だけでなくサルコペニアの面からも極端な糖質制限が危険であること、さらに食後血糖を上げずにカルシウムも蛋白も乳脂肪も上手にとれる「乳和食」で、牛乳嫌いな方も、パサついたものが食べにくくなった高齢者でも口当たりよく誤嚥予防しながら食事を保てる工夫などを具体的に教えていただいた。続いて吉元先生からは、現在の糖尿病患者・予備軍の実態と、食後血糖を上げない(血糖の変動の少ない)食事のとり方と内容について、具体的に一つひとつの食材とGI比を示していただき、例えばニンジンジュースが意外と血糖を上げることや、果物の摂取の時間帯は朝が金、昼が銀、夜が銅で、日中に取った方が良いことなど具体的にわかりやすくお話しいただいた。そして植木先生からは、時刻・時間と周期について、潮の干満と誕生逝去、脳梗塞発生頻度と関連物質濃度の日内変動等の紹介に続いてノーベル賞対象の「体内時計」のしくみや、子供の成績の関連する朝食摂取についてお話しいただき、さらには同量の糖質を含む和菓子・洋菓子の摂取後の血糖上昇パターンをFGMで具体的に示しながら「煎餅よりチーズケーキ」など間食に対する最新の指導を紹介いただいた。いずれのご講演も日常生活に直結する貴重な情報が満載で、会場からの質問も絶えず、非常に満足度の高い講演会となった。大型台風24号襲来に備え緊迫した状態の中、250名以上の市民の方々がご参加下さり大盛会のうちに閉会となり、お力添えいただいたすべての方々に、心より感謝申し上げたい。西村先生吉元先生貴田岡先生渥美先生